小学館101新書<br> 「週刊ポスト」は大相撲八百長をこう報じてきた

電子版価格
¥550
  • 電子版あり

小学館101新書
「週刊ポスト」は大相撲八百長をこう報じてきた

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 255p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098251049
  • NDC分類 788.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

大相撲八百長追及30年間の取材記録

八百長問題の発覚で、大相撲が65年ぶりとなり本場所の開催中止に追い込まれた。日本相撲協会の放駒理事長は「天地がひっくり返った感じ」と述べ、新聞やテレビは「協会はすべての膿を出せ」と大騒ぎしている。
しかし、大相撲の八百長は、今初めて判明したわけではない。
『週刊ポスト』は1980年の「角界浄化キャンペーン」を皮切りに、数々の実名証言と物証を誌面で提示し、厳しく追及してきた。「元十両・四季の花の告白」(80年)、「元・大鳴戸親方の爆弾手記と怪死事件」(96年)、「曙の付き人・高見旺の証言」(97年)ほか、『週刊ポスト』が30年間にわたって総力追及してきた国技の最大タブー「八百長」の歴史と実態を詳らかにする。

内容説明

八百長問題の発覚で、大相撲が65年ぶりとなる本場所の開催中止に追い込まれた。日本相撲協会の放駒理事長は「天地がひっくり返った感じ」と述べ、新聞やテレビは、「協会はすべての膿を出せ」と大騒ぎしている。しかし、大相撲の八百長は、今初めて判明したわけではない。『週刊ポスト』は1980年の「角界浄化キャンペーン」を皮切りに、数々の実名証言と物証を誌面で提示し、厳しく追及してきた。30年間にわたって総力追及してきた国技の最大タブー「八百長」の歴史と実態を詳らかにする。

目次

序章 平成23年「八百長」をついに認めた相撲協会
第1章 昭和55年元十両・四季の花(一九八〇年五月二日号「オレが仕掛けた八百長相撲を明かす!」;一九八〇年五月九日号「オレの他にも八百長仕掛け人はいた!」 ほか)
第2章 昭和63年双羽黒の付け人(一九八八年一月二二日号 脱走付け人が全告白「私が工作した双羽黒八百長相撲の全貌」;一九八八年一月二九日号「双羽黒/九州場所奇跡の復活/太寿山、玉龍、陣岳はそれぞれ七〇万だった」 ほか)
第3章 平成8年元・大鳴戸親方~刑事告訴(一九九六年二月二日号 ついに元・大鳴戸親方沈黙を破って爆弾手記「まずは協会幹部のマリファナと八百長」;一九九六年二月九日号 元・大鳴戸親方「八百長追放策を潰したあの大横綱」 ほか)
第4章 平成8年板井の付け人(一九九六年九月一三日号「俺たちが関わった大横綱と角界の恥部」;一九九六年九月二〇日号「俺たちが築いた八百長互助会の全システム」)
第5章 平成9年高見旺~不起訴(一九九七年九月五日号「これが私が工作した横綱・曙の八百長のすべてだ」;一九九七年九月一二日号「横綱・曙が一〇〇〇万円で買った復活場所・六番八百長手口」 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Carlos

39
以前の記事のまとめ。真新しいものは無かった。最終日で7勝7敗の時や優勝、昇進が決まるときなどその日の勝敗が生活に直結するから八百長は昔からあったんだろう。2023/05/23

おかむら

24
週刊ポストといえば八百長なんだそう(週刊文春といえばジャニーさんみたいな感じか)。ポスト(と現代)はオッサン週刊誌と思ってるんでほぼ読んだことなかったけど、この30年に及ぶ大相撲の八百長追及キャンペーン史はすごく面白かった! 最初に八百長の基礎用語解説あるので安心。とにかく告発がナマナマしい。作り話でこの生々しさは出せないわ。なので相撲界にナチュラルに根付いていたんだなあと思わせる。八百長とどう向き合うかでその力士の人間味が出るのも楽しい。北尾(双羽黒)とかなんか憎めないわぁ。あーのたり松太郎が読みたい。2023/07/12

あらあらら

6
実名のまま読みたかった。今のモンゴル横綱の星の回し合いも何とかして欲しい2014/12/12

シヴイ

5
勉強になりました。ガチンコだったら誰が一番強かったのか?ということが気になりますが、この本に書かれていることがガチンコだとすると、ある時期のガチンコランキングでは、一番強いのは千代の富士、二番目に強いのが板井、ということになり、え?板井?と思いました。また、注射力士の板井がガチンコ力士として有名な大乃国を、めちゃくちゃに張り倒す動画を見て、わけがわからなくなりました。2011/04/18

シエスタ@多摩

4
八百長は昔から言われてきたことで常識と思っていたが、板井の話ぐらしか知らなかったので読んでみた。八百長取り組みが思っていたよりもずっと多く、昇進がかかった場所や優勝は仕組まれたものの方がずっと多いのだなということがあらためて見てとれた。何となく分かっていたが敢えて目を背けて考えないようにしていた(そうしないと見ていて面白くない)ことだったが、やはり鼻白むものがありますね。2011/04/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2978849
  • ご注意事項

最近チェックした商品