小学館101新書
地図が読めないアラブ人、道を聞けない日本人

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098250936
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0295

内容説明

地図を読むのは苦手でも、人に道を尋ねるのは平気なアラブ人。地図を読むのは得意でも、人に道を尋ねるのは気が引ける日本人。言い訳をするのが誠意と考えるアラブ人。謝罪するのが誠意と考える日本人。天皇皇后両陛下の通訳を務めたこともあるエジプト人著者が日本語でアラブ人・日本人論を書きました。アラブと日本の両方の文化を熟知した著者が、日本人と対比したアラブ人のメンタリティー、考え方、習慣などを自らの経験を交えながら伝えてくれます。

目次

第1章 日本人とこんなに違うアラブ人(地図が読めないアラブ人、道を聞けない日本人;考えるよりも歩くアラブ人 ほか)
第2章 おしゃべり好きなアラブ人(アラブ流の挨拶;友達作り ほか)
第3章 アラブ人との付き合い方(謝罪と言い訳;アラブのNGワード ほか)
第4章 アラブのハレとケ(ラマダーン;犠牲祭 ほか)
第5章 アラブ的世界観(肩書社会;アラブ人のアイデンティティー ほか)

著者等紹介

アブドーラ,アルモーメン[アブドーラ,アルモーメン][Abdalla,Al‐moamen]
大東文化大学国際関係学部講師。元NHKテレビアラビア語講座講師。1975年、エジプト・カイロ生まれ。2001年、学習院大学文学部日本語日本文学科卒業。同大学大学院人文科学研究科に進み、日本語とアラビア語の対照言語学の研究を行う。その後、博士号(言語学)取得。現在は言語研究を行う傍ら、サウジアラビア王国大使館文化部スーパーバイザーとして活躍し、放送通訳にも携わっている。天皇皇后両陛下やアラブ諸国要人の通訳を務めた経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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香菜子(かなこ・Kanako)

44
地図が読めないアラブ人、道を聞けない日本人。アルモーメン・アブドーラ先生の著書。一般的なアラブ人と日本人の考え方や価値観がこれほど違うなんてと驚かされる内容。アラブ人と日本人の比較を通じて、世界の多様性を知り、そして多様性の大切さを理解するにあたっての良書。日本人は内向的で消極的過ぎるのかもと改めて実感。図々しいとか無礼とか面倒な人と思われるのを恐れずに、道くらい気軽にどんどん聞くくらいが丁度良いのでしょうね。2018/08/16

和草(にこぐさ)

13
よく言えばおおらかなアラブ人、几帳面な日本人。国や宗教の違いって大きいな~と感じました。2014/05/18

エドバーグ

9
アラブと日本の価値観は相当違うことが 良く認識できます。正直 そりゃ無いよと思うのですが、一方的な否定が紛争の根本要因だと自覚できました。2019/02/02

スプリント

7
アラブ人に親しい友人がいないので日本人との比較に興味を持ち本書を読みました。初めて知ることもありましたが、概ね日本人が抱くアラブ人のイメージどおりでした。イスラムの人が酒屋で働くってなにげにすごいと思います。2014/10/30

Ryoichi Ito

5
アラブと日本の文化の違いを様々の局面を通じて紹介する。著者はエジプト出身のアラビア語通訳,言語研究家。東海大学国際教育センター教授。アラブでは子どもが生まれると「~のパパ」と男性同士が呼び合う。パレスチナのアッバス議長は「マーゼンのお父さん(アブー・マーゼン)」とテレビの報道などでも呼ばれている。大使館で部下が大使を「サイードのお父さん」と呼ぶ。アラブでは家族は人生の宝のひとつなのだ。アラブと日本の違いがすごすぎて驚きの連続だ。アラブ人と付き合う人には必読書だと思う。 2023/12/29

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