内容説明
地図を読むのは苦手でも、人に道を尋ねるのは平気なアラブ人。地図を読むのは得意でも、人に道を尋ねるのは気が引ける日本人。言い訳をするのが誠意と考えるアラブ人。謝罪するのが誠意と考える日本人。天皇皇后両陛下の通訳を務めたこともあるエジプト人著者が日本語でアラブ人・日本人論を書きました。アラブと日本の両方の文化を熟知した著者が、日本人と対比したアラブ人のメンタリティー、考え方、習慣などを自らの経験を交えながら伝えてくれます。
目次
第1章 日本人とこんなに違うアラブ人(地図が読めないアラブ人、道を聞けない日本人;考えるよりも歩くアラブ人 ほか)
第2章 おしゃべり好きなアラブ人(アラブ流の挨拶;友達作り ほか)
第3章 アラブ人との付き合い方(謝罪と言い訳;アラブのNGワード ほか)
第4章 アラブのハレとケ(ラマダーン;犠牲祭 ほか)
第5章 アラブ的世界観(肩書社会;アラブ人のアイデンティティー ほか)
著者等紹介
アブドーラ,アルモーメン[アブドーラ,アルモーメン][Abdalla,Al‐moamen]
大東文化大学国際関係学部講師。元NHKテレビアラビア語講座講師。1975年、エジプト・カイロ生まれ。2001年、学習院大学文学部日本語日本文学科卒業。同大学大学院人文科学研究科に進み、日本語とアラビア語の対照言語学の研究を行う。その後、博士号(言語学)取得。現在は言語研究を行う傍ら、サウジアラビア王国大使館文化部スーパーバイザーとして活躍し、放送通訳にも携わっている。天皇皇后両陛下やアラブ諸国要人の通訳を務めた経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
和草(にこぐさ)
エドバーグ
スプリント
Ryoichi Ito