小学館101新書
記者クラブ崩壊―新聞・テレビとの200日戦争

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098250769
  • NDC分類 070.16
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「記者会見オープン化」に反対する新聞・テレビはいったい誰の味方なのか。現役大臣も外国人記者も激怒した記者クラブの実態とは?国民から知る権利を奪う「官報複合体」の正体を明らかにし、世論を喚起する一冊。

内容説明

新聞・テレビが、国民から「知る権利」を奪っている。官僚による情報操作、各社横並びの報道談合、海外メディアの日本撤退、すべての根源は「記者クラブ」だった。鳩山政権公約「記者会見オープン化」に抵抗する記者クラブと、著者は戦ってきた。その200日間の軌跡を通じて、官僚と大マスコミが一体化した「官報複合体」の正体を明らかにし、世論を喚起する一冊。

目次

第1章 記者クラブの抵抗―2009年9月‐12月(新聞・テレビはいったい誰の味方なのか;×井沢元彦(作家)記者クラブこそ日本最大の抵抗勢力だ
国民から知る権利を奪う「報道自主規制」という悪弊
記者クラブを放置すれば日本は海外メディアから捨てられる
×亀井静香(金融・郵政改革担当大臣)国民が知らない記者クラブとの「100日戦争」)
第2章 官僚との癒着―2010年1月‐3月(記者クラブの壁を軽々と越えてしまったツイッターの衝撃;冤罪、国策捜査の片棒を担ぐ「司法記者クラブ」の大罪;記者クラブへの年間13億円超「公費支出」を事業仕分けせよ;×花岡信昭(元産経新聞政治部長)記者クラブ制度批判に徹底反論する)
第3章 裏切りの官邸―政権発足前夜(ドキュメント・裏切りの首相官邸)

著者等紹介

上杉隆[ウエスギタカシ]
1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者などを経て、フリージャーナリストに。政治、メディア、ゴルフなどをテーマに活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にしけん

4
記者クラブ問題か、懐かしいと思い購入。現状は、ネット等による情報発信の重要性が増加して、既存メディアの影響力の低下が著しく、役所も基本的にフリーの取材も受けてるはず。変化をもたらしたのが上杉氏らであるのか分からないが、橋下市長のように記者会見を動画で公開し、強い発信力を示したことが契機になってるような気がする。本書もだが、上杉氏は、原発事故の放射線影響の大きさにつき、放射線防護学のイロハすら押さえず過大に喧伝するなど、自己の経験を絶対視するタイプの人と感じた。2015/07/11

hayatama

4
引き続き記者クラブと戦っておられるようで、頭が下がる。ホントにメディアの方たちは自分をエライと勘違いしてるからねぇ。ここまであからさまにテレビ出演に対する妨害があったとはねぇ。2010/04/07

naturehood

4
休日を利用して一気読み。あまり政治には興味ないけれど、Twitterを駆使しているジャーナリストとしての上杉氏には興味あり。記者会見のオープン化に遅れた日本は、時流に乗り遅れたWindows状態。今更Googleを追いかけても時すでに遅しと言った感じでしょう。しかし、こういったオープン化にもTWitterが絡んでいたとは時代ですね。エピローグの「時代遅れの既得権を守って『ガラパゴス』に閉じこもっても、その断崖の先に日本のメディアの未来はない」。これは、メディアだけに限らないですよね。2010/04/04

ヒデキ

3
「記者クラブ」これが何のか知りたくて本書を手にしました。2020/02/14

nd

3
「おとなはウソつきではないのです。まちがいをするだけなのです……。」  有名なTwitter教祖の一人であり,かつ現Journalistである著者の,記者クラブ制度との戦いを綴った中間報告書.基本的に(当然ながら?)話が寄っていて非常に一面的であり,少なくとも表面的な芸人らしさを期待して購読するのはお薦めできない.なので元クラブ側の人間(故・花岡信昭:元産経新聞政治部長)との対談だけは両面的で面白かった.ただ,記者クラブというものについて知ることができたのは確かに有益ではある2013/04/13

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