出版社内容情報
世界各国の留学生が日本語を学ぶ「湘南国際村」。ここでの日本語教師と留学生の対話を通して、日本語ネイティブ・スピーカーが気づかない日本語や日本文化の特質が見えてくる。恋あり友情ありの日本語・日本文化論。
内容説明
ここ「湘南国際村」では、日本語教師の著者とボランティアが協力して、世界各国からの留学生たちに日本語と日本文化を教えている。そこで留学生たちが直面する、日本語の「難しさ」と「おもしろさ」。日本語を学ぶ外国人たちにとって、日本語は矛盾と謎に満ちている。言われてみて初めて気付く日本語の謎を、ロマンスや友情のエピソードを交えて綴り、外国語として見た日本語の特質をわかりやすく伝える、エッセイ風のユニークな日本語・日本文化論。
目次
初級編(無意識の文法;形容詞の指導は難しい;先生はもう「きって」いますか? ほか)
中級編(「…わけにはいきません」―「わけ」と社会規範;「―らしさ」の意味するもの;「いよいよ」「とうとう」「ついに」の使い分け―外国籍の子供の戸惑い ほか)
上級編(終助詞の役割;各国の存在する「敬意表現」;「日光へ旅行をやりました」―「する」と「やる」の違い ほか)
著者等紹介
佐々木瑞枝[ササキミズエ]
京都生まれ。山口大学教授、横浜国立大学教授を経て、武蔵野大学文学部・大学院教授。エッセイスト。専門は日本語学、日本語教育学、日本文化論、異文化間コミュニケーション論。エコールプランタン「日本語教師養成講座」講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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