出版社内容情報
08-09欧州CL決勝戦、バルセロナの選手は11人中7人が下部組織出身だった。超一流選手を続々輩出するバルセロナ下部組織の育成メソッドを元コーチが初公開。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中島直人
9
サッカーの本だが、一般的に見ても有益なアドバイス多しと感じた。印象に残ったのは下記。実戦が最も効果的なトレーニング。得意な面を伸ばすことに注力する。ミスに対しては解決策を提案する。質の高い選手ほど厳しい基準で指導者を評価する。大切なのは指導者がしっかりと自分を分析できること。アドバイスはなるべく端的な言葉が良い、的確に伝えられないようなら送らない方が良い。2017/10/03
まめタンク
8
教育メソッドという事で学問的な本を想像していたが、がっつりサッカーの本だった。サッカー無知の方にとってはサッカー選手の名前とかチンプンカンプンかもしれない。しかし、この本は教育という面で非常に参考になる点がある。いかに良質な選手を育成するか、これは教育(学問)においても大いに参考になる。まず大事なのはその場の結果ではなく、今後、活躍できるかどうかという点だ。2011/09/11
靖
2
育成に関して細かい各論と言うよりはバルセロナの育成方針を伝える本。日本人が言いがちな「気持ちで負けている」という言辞を最も安易な試合分析と断じ、本当に気持ちで負けているならなぜ試合に集中するよう持っていけなかったのかを分析すべきと言う。あらゆるスポーツの指導に携わる人には是非一読をお勧めしたい本です。2010/04/17
SU
1
試合を想定する練習は大事2016/06/01
たかし
1
現世界王者スペインの強さの源流、育成の精神がよくわかる本。こんな監督が日本に増えていったら、日本のサッカーももっとよくなるんだろうな。2010/11/03