小学館101新書
表現の自由と第三者機関―透明性と説明責任のために

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098250462
  • NDC分類 070.13
  • Cコード C0230

内容説明

表現の自由、言論の自由は尊重されなければならないが、一方で名誉毀損、人権侵害などメディアによる問題事例が後を絶たない。また、損害賠償額の高額化によるメディアの萎縮など、言論の自由が危ぶまれる状況に陥りつつある。長年、新聞、放送、出版、映画などの世界に関係してきた著者は、表現の自由を守り抜くためには、いまこそ第三者機関による公正な判断とメディアの透明性、説明責任が必要であることを訴える。

目次

第1章 表現の自由と第三者機関(メディアと第三者機関;メディアの社会的責任とは何か;透明性と説明責任;『僕パパ』事件調査のなかから浮かんできたもの;外国のメディア苦情処理機関)
第2章 体験的メディア比較論(活字と映像のはざまで;雑誌とテレビ―その似ているところと非なところ;部数競争と視聴率競争;言論・報道の自由と新聞の責務;メディアの倫理とは―媒体ごとに異なる倫理問題;権力からの距離―新聞・放送・雑誌)
第3章 メディアの第三者機関関係資料(新聞界の第三者機関;放送界の第三者機関;出版界の第三者機関;映画界の第三者機関;その他のメディア第三者機関)

著者等紹介

清水英夫[シミズヒデオ]
青山学院大学名誉教授。1922年東京生まれ。東京大学法学部卒業。弁護士、法学博士。中央公論社、日本評論社を経て、青山学院大学教授。憲法、言論法専攻。映倫管理委員会委員長、出版倫理協議会議長、放送倫理・番組向上機構理事長など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tankaru

2
「表現の自由」に関する内容というより、「第三者機関」のほうに重点が置かれている。もっと言えば、体系的に整理したというより、著者の体験記(回顧録?)がコアになってるのかな。実体験をもとにしているので説得力はある。2015/04/29

孤独な読書人

1
メディア規制のありようを考えさせられた。2012/02/27

nagoyan

1
優。戦後メディアの「自主規制」の歴史がざぁっと学べる。著者は「美しき諍い女」にかかわったようだが、あれはいい=美しい映画だった。2010/02/01

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