小学館101新書
オバマ大統領がヒロシマに献花する日―相互献花外交が歴史和解の道をひらく

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098250394
  • NDC分類 319.105
  • Cコード C0295

内容説明

戦後六十余年、未だに日本とアメリカ、そして中国、韓国などアジアの国々との間で燻る、戦争責任、戦後賠償をめぐる「歴史」問題。いま「歴史和解」のために何が必要なのか。日本と「アメリカという国」のすれ違いを描いて第52回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞したジャーナリスト松尾文夫氏がたどり着いた打開策とは―。戦後五十年の節目の年(一九九五年)にドイツと英米の間で行われた鎮魂と和解の儀式「ドレスデンの和解」に着目した松尾氏は、日本版「ドレスデンの和解」ができないか、ケジメをもとめた旅に出る。

目次

プロローグ 戦争を知る最後の世代として
第1章 「道義的責任」のインパクト
第2章 ドレスデンという発信地
第3章 コベントリー、ゲルニカ、ケルン
第4章 アメリカとのすれ違い
第5章 ドイツと日本、これだけの違い
エピローグ 相互献花外交の推進

著者等紹介

松尾文夫[マツオフミオ]
1933年東京都生まれ。学習院大学卒業。共同通信入社後、ニューヨーク、ワシントン特派員、バンコク支局長、ワシントン支局長を経て、共同通信マーケッツ社長などを歴任。2002年5月、ジャーナリストに現役復帰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆ

5
自分は歴史問題を全く理解していないことが思い知らされた。まず「ドレスデンの和解」について知らなかったし、太平洋戦争について日米間で誤解が生じたまま70年を迎えていることも気にしたことがなかった。ドイツの戦後外交政策・保障はよく引き合いに出されるが、日本はもっとそこから学ぶべきであろう。2016/05/08

jj

3
2009年著エッセイ。ドレスデン、ゲルニカ等を巡り、日独の戦後補償の相違を説く。オバマのドレスデン和解と献花同様に広島訪問と献花を提案。同時にアジア(中・韓・北)及び米・露の戦没者献花を相互間に実施することを提案し、時代なのか日本の積極的謝罪と賠償の実現で特にアジア和平を推奨している。しかしアジア3国は国内事情の為非現実的な内容であり、著者の正当な戦闘行為と一般人大虐殺を同列に論じるのは疑問が残る。ブッシュJrの広島献花検討発言を含めオバマ広島訪問の実現にその伏線が当時から存在していたことは興味深い。2016/06/06

Takashi Araki

1
ついにこの日が…。2016/06/10

ときどきぷろぐらま。

1
タイトルだけで借りてみましたが、ちょっと私には難しかったです。もうちょっと勉強してから読むべきかなぁ?2009/11/14

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