内容説明
天下統一を目指して歴史を動かした戦国武将といえば、信長や秀吉、家康の名が挙がる。しかしその成功の裏には、必ず名参謀役が存在した。有能な「ナンバー2」が戦略を立案し、実践したからこそ歴史は動いてきた。彼らこそが、読心力や直言力、あるいは一芸力などそれぞれの能力を発揮して「本当に」歴史を動かした戦国武将なのである。彼らの「ナンバー2」としての生き様には、現代のビジネス社会を生き抜く上でもこの上ない教訓に満ちている。NHKの人気番組『その時歴史が動いた』のキャスターを九年間務めた松平定知氏が、黒田官兵衛や直江兼続ら「ナンバー2」のエピソードから、「成功のヒント」を摘出する。
目次
序章 歴史の陰には必ず「ナンバー2」がいた
第1章 黒田官兵衛に学ぶ「読心力」―M&A時代を生き抜く知恵
第2章 直江兼続に学ぶ「直言力」―オーナー起業を支える
第3章 石田三成に学ぶ「構想実行力」―社業拡大を推進する
第4章 本多忠勝に学ぶ「市場開拓力」―攻めと撤退の時期を見極める
第5章 片倉小十郎に学ぶ「プレゼンテーション力」―綿密な計算とアイデア
第6章 藤堂高虎に学ぶ「転職力」―技術で昇給を勝ち取る
第7章 細川幽斎に学ぶ「一芸力」―文武両道でこそ光る
著者等紹介
松平定知[マツダイラサダトモ]
1944年生まれ。早稲田大学商学部卒業後、1969年NHK入局。高知放送局を経て、東京アナウンス室勤務。07年12月にNHKを退局。これまで『連想ゲーム』『モーニングワイド』『NHK19時ニュース』『その時歴史が動いた』など数々の看板番組を担当。『NHKスペシャル』は100本以上を数える。現在、早稲田大学大学院公共経営研究科、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科の客員教授も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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