小学館101新書<br> 歴史を「本当に」動かした戦国武将

電子版価格
¥550
  • 電書あり

小学館101新書
歴史を「本当に」動かした戦国武将

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098250387
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0295

内容説明

天下統一を目指して歴史を動かした戦国武将といえば、信長や秀吉、家康の名が挙がる。しかしその成功の裏には、必ず名参謀役が存在した。有能な「ナンバー2」が戦略を立案し、実践したからこそ歴史は動いてきた。彼らこそが、読心力や直言力、あるいは一芸力などそれぞれの能力を発揮して「本当に」歴史を動かした戦国武将なのである。彼らの「ナンバー2」としての生き様には、現代のビジネス社会を生き抜く上でもこの上ない教訓に満ちている。NHKの人気番組『その時歴史が動いた』のキャスターを九年間務めた松平定知氏が、黒田官兵衛や直江兼続ら「ナンバー2」のエピソードから、「成功のヒント」を摘出する。

目次

序章 歴史の陰には必ず「ナンバー2」がいた
第1章 黒田官兵衛に学ぶ「読心力」―M&A時代を生き抜く知恵
第2章 直江兼続に学ぶ「直言力」―オーナー起業を支える
第3章 石田三成に学ぶ「構想実行力」―社業拡大を推進する
第4章 本多忠勝に学ぶ「市場開拓力」―攻めと撤退の時期を見極める
第5章 片倉小十郎に学ぶ「プレゼンテーション力」―綿密な計算とアイデア
第6章 藤堂高虎に学ぶ「転職力」―技術で昇給を勝ち取る
第7章 細川幽斎に学ぶ「一芸力」―文武両道でこそ光る

著者等紹介

松平定知[マツダイラサダトモ]
1944年生まれ。早稲田大学商学部卒業後、1969年NHK入局。高知放送局を経て、東京アナウンス室勤務。07年12月にNHKを退局。これまで『連想ゲーム』『モーニングワイド』『NHK19時ニュース』『その時歴史が動いた』など数々の看板番組を担当。『NHKスペシャル』は100本以上を数える。現在、早稲田大学大学院公共経営研究科、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科の客員教授も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわん

17
2009年6月の本。「謀る力」を読んだので続けて読みました。黒田官兵衛、直江兼続、石田三成、本多忠勝、片倉小十郎、藤堂高虎、細川幽斎の七人。「最強のナンバー2」を取り上げているので、初めて知ることが多い。黒田、細川は代々が歴史に登場。段々区別がつかなくなる。転封が更に頭を混乱させる。2019/12/24

Kentaro

4
有能なNo2が戦略をたて、実践していったからこそ歴史が動いてきた。有名武将ばかり取り上げられるが、彼らを支えてきたNo2の生き様には、現代社会を生き抜く我々にも大きな教訓になる。歴史は勝者側の都合の良いように書き換えられるものであるため、本質を見誤ってしまう可能性もあるので、きちんとレビューすることも大事である。例えば明智光秀は信長に謀反を起こした大悪人のように扱われたりするが、彼は戦術を作ったりすることは苦手だったようだが、兵糧の手配、それを運ぶ馬の手配、馬の餌の確保などはずば抜けた才覚を持っていた。2018/07/04

茶幸才斎

4
主君を勝利に導いた軍師、側近、参謀役を紹介した本。黒田官兵衛、石田三成、直江兼続、本多忠勝、片倉小十郎のほか、本書の趣旨に合うのか不明だが、藤堂高虎と細川幽斎について書いてある。信長・秀吉・家康と続く戦国時代の歴史の縦軸を簡単に知っていないと、彼らの助言や奮闘がどれだけ絶妙なタイミングだったか、いかに重要な局面でなされたか、ピンとこないかもしれない。逆によく知っている人には、あまり真新しい内容はない。ビジネス指南を狙ってもいるようだが、成功していない。たくさん載っている参考文献は、これは参考になりそうだ。2010/06/20

Ken Sugawara

2
戦国武将の解説がやさしくてわかりやすかった。リーダーに仕える「ナンバー2」たちが発揮した能力は、それぞれ異なるが、それは現代の社会、ビジネスにおいても参考となるものがある。2013/06/21

Koji

1
参考文献がしょぼい。2015/12/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/559538
  • ご注意事項