内容説明
1978年、アメリカのオーディオメーカー、ボーズ社の創立者ボーズ博士の依頼でボーズ製品の日本導入事業の立て直しを請け負い、以来30年間、ひたすら「スピーカーはボーズ」を連呼し続けてきた著者。スタート時の会社の世帯は社員8名の弱小企業、かたや日本の競合メーカーは国内販売部門だけでも何百人単位。多勢に無勢、価格競争力ゼロ、無名の絶望状態から今日のマーケットシェア達成までの過程で、何度も経験した修羅場。追い詰められた者だけに閃く逆転の発想が、ボーズ社を救いました。その詳細を明かします。
目次
プロローグ 悪平等の常識を乗り越えろ
第1章 ビジネスは博打だ、綺麗事ではない
第2章 「人脈」、それこそがビジネスの鉱脈
第3章 答えは現場に眠っている、マーケティングの力
第4章 意識を研ぎ澄ませて、潜在意識を活用する
第5章 ゲリラ戦とブランド戦略
エピローグ 人生は皿回しと同じ、増えていく皿を大切に
著者等紹介
佐倉住嘉[サクラスミヨシ]
ボーズ株式会社元代表取締役社長。1936年東京・神田生まれ。東京外国語大学スペイン語科卒業。輸出商社勤務の後、数々の貿易関係の会社等を起業。戦後の世界マーケットを仕事場に、日本製品の国際行商人を自認。米国マランツ社取締役を経て、78年ボーズ社日本法人代表取締役就任。幾多の修羅場で背水の陣を敷く中から得た閃めきのマーケティング戦略で、ボーズ社日本法人を存亡の危機から救う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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