小学館101ビジュアル新書
西洋絵画の歴史〈1〉ルネサンスの驚愕

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098230266
  • NDC分類 723
  • Cコード C0271

出版社内容情報

ルネサンス絵画をめぐる驚愕の真実に迫る

15世紀ルネサンスから20世紀までの西洋絵画の歴史を、数多くの美麗な作品図版、詳細な図解でたどる、「西洋絵画の歴史」全3巻のうち第1巻。
遠近法や明暗法など、西洋絵画の根幹をなす画期的な表現技法が生み出され、一気に広まった時代。ボッティチェリらの初期ルネサンスから、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロらの巨匠が活躍する盛期ルネサンスを経て、マニエリスムの台頭に至る激動の1世紀あまりを、イタリア、フランドル(ベルギー)、ドイツの主要な画家の代表作を中心に、視野をルネサンス以前の14世紀にまで広げながら概観。
絵画作品とそれが展示される場所との関わりに注目することによって、絵画が担わされた機能や社会的・政治的・宗教的な意味にまで迫る、斬新で画期的な入門書。



高階 秀爾[タカシナ シュウジ]
監修

遠山 公一[トオヤマ コウイチ]
著・文・その他

内容説明

レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ボッティチェリなど、西洋絵画の基礎をつくった巨匠たちが活躍した激動の1世紀あまりを、イタリア、フランドル(ベルギー)、ドイツの主要な画家の代表作を中心に概観。数多くの美麗な作品図版、詳細な図解でたどる画期的な入門書。

目次

第1章 壁画でたどる「ルネサンス絵画」の盛衰―マザッチョ“貢ぎの銭”
第2章 奇跡を体験するための装置としての祭壇画―ティツィアーノ“聖母被昇天”
第3章 修道院という「場」と絵画の濃密な関係―レオナルド・ダ・ヴィンチ“最後の晩餐”
第4章 病と福祉のための絵画―グリューネヴァルト“イーゼンハイムの祭壇画”
第5章 結婚のための絵画―ヤン・ファン・エイク“アルノルフィーニ夫妻の肖像”
第6章 肖像画には何が描かれているのか?―ピエロ・デッラ・フランチェスカ“モンテフェルトロ公夫妻の肖像”
第7章 政治としての絵画―デューラー“四人の使徒”

著者等紹介

高階秀爾[タカシナシュウジ]
1932年東京都生まれ。美術史家。東京大学名誉教授。大原美術館館長。東京大学教養学部卒業。2012年文化勲章受章

遠山公一[トオヤマコウイチ]
1959年東京都生まれ。美術史家。慶應義塾大学教授。慶應義塾大学文学部卒業後、東京大学修士課程(美学・美術史)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

133
新書サイズなので絵の大きさは望めないが、カラー印刷の状態はかなり満足できるもの。3巻シリーズのようだが、本書はゴシック末期からマニエリスムまで。人々はすべて神の前に平等であった中世から、個の時代ルネッサンスへの転換は、絵画や美術のみならず、世界観そのもののパラダイムシフトであったようだ。また、本書で初めて眼を開かれたのは、北方ルネサンスがイタリアの影響を受けた後進的なものだと思っていたが、実は彼らに独自のリアリズムが、フィレンツェの画家たちに衝撃を与えたとの指摘。たしかにファン・エイクは15世紀前半だ。 2014/03/08

クサバナリスト

11
新書だが、カラー図版入りで読みやすかった。絵画がもともとどこに設置されていたものか?等に関する説明で、現在、美術館で展示されているものと違いがあることが分かった。教会内部でも、場所により見る人も異なるなどその場所に行かないとそれを実感できないであろう。どの作品にしても、その背景を知らなければこの時代の作品を知ることが出来ないと思った。2016/02/14

ハチ

7
うっとりするほどに美しく、ときに現実を突き放すほどの神々しさのルネッサンス絵画。死生観、結婚、病魔、神、罪を可視化する芸術家の脳髄の中はどうなってるんだ。2018/10/17

Himiko

6
思わず東京の美術館のショップで目にして購入。他の西洋絵画に関する本と比べて、背景となる歴史、場所を詳細に考察して、より深くその絵画が生まれた背景を知る事ができる。とても興味深く読めた。何回も読みなおして手元に置きたい本。2023/04/24

takakomama

6
西洋絵画の歴史を多くのイメージと適切な読解を通じてたどる第1巻は初期ルネサンスからマニエリスムまで。画家はそれぞれの場所の目的や状況、光が入る窓の位置、見る人に合わせて、作品を制作しているそうです。何もかも、綿密に計算されています。オールカラーの豊富な図版が綺麗で、部分図が多いのもありがたいです。2022/06/23

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