内容説明
朝の星/青のなかの黄金/逃亡を夢みる女たち/自画像…バルセロナ、ミロ美術館蔵、夜のなかの女たち…倉敷、大原美術館蔵、パイプを吸う男…富山県立近代美術館蔵、コシック聖堂でオルガン演奏を聞く踊り子…福岡市美術館蔵、オランダの室内1/リュートをひく人(ソルフ作)…ニューヨーク、近代美術館蔵、アルルカンのカーニバル…バッファロー、オルブライト=ノックス美術館蔵、などを紹介。
著者等紹介
結城昌子[ユウキマサコ]
武蔵野美術大学卒業。グラフィックデザイナー、絵本作家。アートとの楽しいつきあい方を提案する書籍を多数企画、執筆。ワークショップの講師、講演、絵画作文コンクール審査員などでも活躍。国内外のアートにまつわる土地を旅するエッセイストの顔ももつ。日本文芸家協会会員。企画・編集・デザイン会社アトリエ・シーレ代表。『ゴッホの絵本・うずまきぐるぐる』にはじまる小学館あ~とぶっくシリーズ(現在12冊刊行・小学館第47回児童出版文化賞受賞)など著書多数。翻訳構成を手がけた『紙の町のおはなし』で第48回産経児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
113
【小学館あーとぶっく】シリーズ。頭で理解しようとせず目を閉じてミロ、心で感じてミロ……_| ̄|○ 宇宙人と交信して描いたようなミロの作品。1893年バルセロナ生まれ。絵描きになる夢は父の反対で断念、会計士の仕事に就くが病気になり、療養先の田舎で再び絵筆をとる。26歳でパリに出る。貧乏生活はヘミングウェイに認められた事で好転する。さらに同じカタルニア出身のダリとシュルレアリスムのグループに加わり中心メンバーとなる。スペイン内乱や大戦など悲しみに見舞われるが作品には憂いや嘆きは感じない。2006年5月初版。2016/05/04
Koichiro Minematsu
51
シュルレアリスムの代表的画家のミロ。原色と黒色のコラボというか世界観が妙に惹かれる。感性は宇宙規模。ポスターも購入。 2020/09/12
メタボン
27
☆☆☆★ ヘタウマっぽい絵だけど、不思議と魅力的。音楽的な感性も感じられる。2016/11/13
遠い日
15
「小学館あーとぶっく」シリーズ。ジョアン・ミロ。「ミロ星人」とは言い得て妙なり。宇宙人からのメッセージのような絵の数々に、それでもどこかわたしは明るいものを感じる。彼のスペインの血が絵にも流れているのか。超現実主義、自由だ。2019/12/21
FOTD
9
ミロの絵は宇宙人が描いた絵みたいだ。ということで、私はミロ星からやってきたミロ星人だ〜、と ミロの絵を解説してくれる楽しい絵本。 ミロ星人になるためには、好きな色を塗ってミロ! こすったり、たたいたり、絵の具をたらしたりしてミロ! 線のつづきを描いてみよう。目をつぶって手がかってに動くのにまかせてミロ! すると、自分でも知らなかった不思議な形ができる、楽しい宇宙の絵が見えてくる、という。子供たちとミロ星人ごっこをやったら楽しそうだ。2025/04/30