ハナンのヒツジが生まれたよ

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  • サイズ B5判/ページ数 41p/高さ 21X24cm
  • 商品コード 9784097275619
  • NDC分類 E
  • Cコード C0771

出版社内容情報

ヨルダンの羊飼いの少女ハナンの物語

世界は広い。いろいろな国がある。いろいろな暮らしがある。いろいろな文化のなかで、いろいろな人が、いろんなふうに生きている。これはイスラムのきまりを守り、砂漠のテントで暮らしている、ベドウィンの人たちのお話です。
砂漠に春がやってきました。一年ぶりのめぐみの雨。羊飼いの少女ハナンの家でもヒツジの赤ちゃんが生まれました。
砂漠の夏は、どこもカラカラ。オアシスの泉を求めて、砂漠を移動。やっと水場が見つかって、新しい土地での新しい暮らしが始まります。
そして、イスラム暦の第9月は断食月(ラマダーン)。この1か月は、日の出から日の入りまで、断食をしなければなりません。
ラマダーンが終わると、楽しいイードのお祭り。でも、ハナンには悲しいことが……。ハナンが一生懸命育てたヒツジが、売られてしまうからです。
きびしい自然の中で生きてゆく、ベドウィンの人たちの一年を綴った、雄大な絵本です。


内容説明

ハナンはヒツジ飼いの女の子。春がきて、かわいいヒツジのあかちゃんが生まれました。夏の砂漠は、どこもからから。泉も井戸も、からっぽに!オアシスをもとめて大移動です。一か月つづくラマダーン(断食月)では、日の出から日の入りまで、なにも食べることができません…。これはイスラムのきまりを守り、砂漠のテントで暮らしている、ベドウィンの人たちのお話です。

著者等紹介

井上夕香[イノウエユウカ]
東京都に生まれる。1975年『ハムスター物語』で、毎日児童小説新人賞に入選。1992年『魔女の子モッチ』(学習研究社)で小川未明文学賞優秀賞、『星空のシロ』(国土社)で、けんぶち絵本の里びばがらす賞などを受賞

小林豊[コバヤシユタカ]
1946年東京生まれ。日本画家。立教大学社会学部卒業後、イギリスに留学。1979年日展初出品で入選。1970年代初めから80年代にかけ、中東やアジアの国々をたびたび訪れる。1996年『せかいいちうつくしいぼくの村』(ポプラ社)で産経児童出版文化賞受賞。『ぼくの村にサーカスがきた』(ポプラ社)は1997年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

21
可愛がることだけが動物保護ではない。喜んで食べてあげることも動物への敬意。そうやって人間は生をつなぎ、宇宙のリズムに沿いながら、他の生物と共存してきた。2023/04/12

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

18
ハナンは砂漠のテントで暮らすペドウィン人の羊飼いの女の子。春に可愛い双子の羊が生まれ、ムナとラナと名づけ可愛がっています。ラマダーン(断食月)のはなしなどイスラムのきまりを守るペドウィン人は、夏になりオアシスを求めて大移動します。その前にあるいけにえ祭りに双子の羊をだすことになったハナンは…。実在するハナン(当時12歳)と著者の出会いからうまれた絵本です。2020/12/03

花林糖

16
(図書館本)ヨルダンの砂漠で暮らすベドウィンの人達のお話。ベドウィンと羊の関係がわかりやすく丁寧に描かれています。巻末の「ことば解説」「あとがき」が有難い。2016/12/22

nago

1
砂漠のテントで暮らす、ベドウィンの人たちのおはなし。ラマダン。羊飼い。2021/02/14

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