出版社内容情報
<第8回日本絵本賞・読者賞受賞>
手で心を伝える楽しさを知る手話に出会う本。
手。手で何をする? 手をつなぐ、絵を描く、ボタンを留める…。手はお話しすることもできるんだよ。身近にあるいろいろな「きらきら」を探し、手で表現することを通して手で心を伝える気持ちを知り、手話と出会う絵本。
内容説明
「て」てで、なにをする?えをかく、みずをさわる、てをつなぐ、じゃんけんする…あのね、てでおはなしもできるんだよ。てをきらきらさせるときらきらのことばがたくさんうまれる。さあ、たくさんのきらきらをさがしにいこう!てでつたえるきもちかんじにいこう。
著者等紹介
さとうけいこ[サトウケイコ]
東京生まれ。作曲家。マルチメディアのコンサートやワークショップを主宰。「五感の音楽」「Visual Music Art」を提唱して活躍する一方、ろう者と聴者がともに楽しめる音楽の普及に努め、音楽手話劇「ティアーズ・涙」などの創作公演、耳の不自由な子どものためのワークショップ「響きの歌」の活動、「サイト映像展」のプロデュース等も手がける。第3回日本文化芸術財団現代芸術部門賞、93年キリン・アワード奨励賞などを受賞
さわだとしき[サワダトシキ]
1959年青森生まれ。阿佐ヶ谷美術専門学校卒。デザイン会社K2勤務を経て、現在イラストレーターとして活躍中。絵本に『アフリカの音』(講談社・96年日本絵本賞)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakanaka
69
手話についての絵本。あまり馴染みのない手話でしたがとても丁寧で分かりやすかったです。手をきらきらと動かすことは色々な意味があるようです。手を上げてきらきらさせると手話では拍手の意味だそうです。なかなか使う機会はありませんが知っておいて損はないですね。勉強になります。2016/12/09
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
手話ってこういうものだよ、という導入にいいかも。手をきらきらさせて「みる はくしゅ」って分かりやすいですね。手で「ハート」を作ってみんなでキラキラな日が続きますように。指文字付き。【第8回日本絵本賞 特別賞(山田養蜂場賞)】 4分2021/04/09
gtn
17
多種多様な「きらきら」をジェスチャーで表せるところに人智を感じる。特に、手の平を振ってきらきらさせる無音のスタンディングオベーションを目の当たりにすれば胸を衝かれるに違いない。2020/10/22
まみ
7
幼稚園で手話を習ってきた長男に。手をきらきらさせる動きを中心に、簡単な手話が紹介されています。見返しには指文字五十音の表が描かれていて、子供たちはそれぞれ自分の名前を手で表す練習をしていました。子供にもわかる関連付けが絵で添えられていて(たとえば三本指を下向けに出す「ま」は普通ならアルファベットのMを表すとするところだけれど、この本では「まつげ」とされている)覚えやすいです。ここの表だけコピーして貼っておこうかな。2010/06/03
mari
6
福祉を学ぶ子供達にすすめたい本で、偶然見つけてかりてみました。手話の導入によさそう!読み聞かせするには、手話する人と読む人と二人でやりたいかな♪2018/06/12