出版社内容情報
ひとのいい猫が、出会ったノミに自分の血を吸わせてあげるが、一匹が十匹、百匹とどんどん増えて、さすがの猫も悲鳴を上げる。ユーモアの中に何か考えさせられる絵本。
ひとのいいネコが、出合ったノミに頼まれて自分の血を吸わせてあげる。一匹が十匹、百匹、千匹と増えて、さすがの猫も悲鳴をあげる。ユーモアの中に何か考えさせられる、田島征三の力作創作絵本です。
内容説明
ネコのホルスは、おひとよし。森でであった一ぴきのノミに、血をすわせてあげました。するとノミは、たまごをうんで、どんどんふえてきたのです。どうする、ホルス…。
著者等紹介
南部和也[ナンブカズヤ]
1960年東京に生まれる。獣医師。北里大学獣医学科卒業。その後アメリカのロサンゼルス「キャットホスピタル」で研修し、帰国後、猫専門の病院を東京に開業。獣医の仕事のかたわら、本の執筆をする。著書に『ネコともっと楽しく暮らす本』(三笠書房)がある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
22
息子が幼稚園の絵本コーナーで借りてきた絵本。人が良すぎるのも考えものですよね。最後の猫の判断は賢明だったと思います。息子は「気持ち悪いけど、もう一回読んで」と言っていました。2022/04/26
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
読書会 『笑っちゃう本』 1匹のノミに血を吸わせてあげたネコ。でもノミはタマゴを産んでどんどん増えて、その子達にも血を吸わせちゃって…どうなるネコ?(笑)2018/03/26
けだま
8
2012 娘たちに読み聞かせ。ちょっとした親切心が仇となる、ホラーと言っていいくらいの怖さ。読んでいると背中がムズムズしてくるような落ち着かなさを感じる。超乾燥肌の次女は、もう絶対に読みたくないそうで(笑)教室ではどう受け止められるのか、ちょっとわからない。面白いのか、気持ち悪いのか…。7分くらい。全学年向け。2015/04/21
ははは
8
ん〜これは?読み聞かせにはどうしようかな??ひとがいいのは大切だけど、だめなときはだめ!っていわなきゃね!2014/03/05
みー
7
図書館本。表紙の猫・・・何か怖いよ・・題名そのまま、人が良すぎる猫ちゃんが1匹のノミに自分の血を吸わせてあげたところから始まる・・ホラー・・と言ったら大げさだけれども、怖いことになっていくお話。お人よしもほどほどにねって、事なのかな~。読者に難しい事柄を付きつけられている感じ・・。読み聞かせには、どうなんだろう?内容はともかく、絵が・・なんせ「ノミ」だからね・・小さいのよ。少人数だったらいけるかな~??私は、読み聞かせには使わないかな~。2015/09/23