出版社内容情報
小学館絵画賞受賞作家・熊田千佳慕先生のライフワーク『ファーブル昆虫記』の絵本です。この第2巻には、3種の蜂の生態が精密に描かれ、昆虫好きの人のみならず、ファーブルの世界にひきこまれてしまいます。
熊田 千佳慕[クマダ チカボ]
著・文・その他/イラスト
目次
アラメジガバチ
シマコハナバチ
キバネアナバチ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
227
この第2巻はハチの仲間、とりわけ狩りバチが取り上げられる。巻頭はアラメジガバチ。胸部と腹部の間が折れそうなくらい細い、独特のフォルムを持ったハチだ。獲物はヨトウムシ。このハチが特殊なのは、狩りをしてから巣造りを始めること。次いではシマコハナバチ。巣穴は団地状に地下に部屋が並んでいる。そしてキバネアナバチ。この挿絵は1983年度のボローニャ国際絵本原画展の入賞作である。熊田千佳慕の絵は、とにかく細密であり、極力リアルである。おそらくは写真よりもずっと。それぞれのハチの生態を、最も特徴的な状態で描くのである。2026/04/15
たまきら
26
ハチが子供のころから大好き。虫への愛がこもったこの人の絵、大好きです。2021/12/08
Toshi
25
熊田千佳慕さんによるファーブル昆虫記の絵本第2巻はハチ。ミツバチとは違った、狩りや収穫をする多様なハチたちの姿を描く。ファーブル昆虫記を元に文章も千佳慕さんが書いておられると察するが、緻密な絵からも、文章からも、虫愛が溢れ出ている。ところで「キバネアナバチのマンション」。うーん、クロコオロギにはなりたくないです。2026/04/29
遠い日
8
わたしが読んだのは『ファーブルの虫たち2 フンコロガシ・キバネアナバチ・センチコガネ』(1988年9月10日初版発行)なのですが、検索しても出てこないので、これで書きます。描く時に「見る・見つめる・見きわめる」というプロセスで自然を見つめるという熊田さん。自然を愛する心を前面に、あるがままを愛し、写そうとするそのスタンスがよくわかる虫と自然の絵。キバネアナバチの狩りと産卵は生きを呑むような迫力に満ちて、小さな虫の命のパワーをみる思い。2016/10/03
ヒツジ
4
作者の美しく愛情深い絵が大好きです。好きな人を手のひらで撫でたくなるように、好きなものを目で、絵筆の先で、いつまでも撫でていたい。娘が夏休みに図書館から借りた本ですが、触発されたのか、自由研究の昆虫の絵がいっそう愛情がこもり丹念になったように思います。2014/08/29




