出版社内容情報
いちめんのみどりのなかに暮らすジュールは、舟に乗って旅にでます。そこでジュールが出会ったものは…。色鮮やかな環境絵本。
緑の森に暮らすジュールは、カヌーに乗って旅に出ます。活気に満ちた赤い町、騒音が響く灰色の街。大ネズミと戦い、クジラと遊び、森へ帰ったジュールを待っていたのは…。ため息が出るほど色彩鮮やかな、環境絵本。
内容説明
ジュールは、小舟にのって、ぼうけんのたびにでました。みどりの森から赤い町へ、黒いどうくつから黄色い太陽のもとへそして、森へかえったジュールをまっていたのは…。ためいきがでるほど、あざやかな色。やさしい気もちになるものがたり。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
21
【図書館】いちめんのみどりの中で退屈していたジュール。出掛けてみると、いろんな色に出会い…。緑は一番好きな色です♪「小学館あーとぶっく」シリーズの結城昌子さん訳なので、アート系の絵本なのかな。2015/02/08
みさどん
13
小舟が左から右へ動いていくにつれ、世界が変わっていく。色も状況も。緑に飽きて冒険に出たジュールが、いったん森へ帰ってからまた話が続くのも面白い展開。センスある挿絵で色遣いがかっこいい。子どもの頃、好きな色がある人がかっこいいと思えていたのはなぜだろう。疲れた目には緑が一番!2024/10/25
ケ・セラ・セラ
11
まずは手書き風の文字が可愛い。外に目を向けてみれば、この世界はいろいろな色であふれている。退屈と思っていた暮らしの中にも、実はたくさんの色があるのです。そんなことに気づかせてくれる絵本。2019/07/03
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
一面の緑の森で退屈していたジュールは、外へ旅することに。知らない色との出会いが続き、やがてまた自分の場所に戻る。けれど今までとは違う見方ができて、ジュールは退屈ではいられなくなった! 自分の知らない世界を知り、自分の世界に戻ると、見方は変わりますね。2024/10/12
Ryo
7
図書館。読み友さんのレビューで気になって着手。緑だらけの森の中で退屈していた主人公がボートに乗って色んな色がメインの世界を旅していく流れ。それだけだとありきたりなのだけど、元の森に戻って、緑だけだと思っていた森の中に色んな色があるのを見つけて行って、ちっとも退屈を感じなくなったという流れがいいなあ。「きいろはおうさま」「青はゆめがかなう色」など文章も印象的で、色が持つイメージを印象的に表現している気がする。急ぎ足で読んだのでじっくりまた読みたい。2024/11/03