出版社内容情報
ひとつの顔にふたつの顔、あちこち向いてるへんな顔。ピカソの世界で遊ぼう。
ピカソが描いた顔、顔、顔。ひとつの顔にふたつの顔があり、あっち向いたりこっち向いたり……。子どもたちが大好きな、「あっちむいてホイッ」遊びをしながら、ピカソの絵の不思議さにせまります。巻末には、ピカソが描いた女性たちの顔の絵と顔写真とを結びつけるという、世界初の大胆なクイズページもあります。全く新しい名画とのふれあいを提案する『あーとぶっく』シリーズ第3弾。
内容説明
絵画との新しいコミュニケーションが生まれる画集絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
93
【小学館あーとぶっく】シリーズ。青の時代からバラ色の時代、キュビズムへと変貌を遂げながら『創造と破壊』を繰り返したピカソ。子ども向けに付けられた『あっち向いてホイ』というサブタイトルに笑った。歯ぎしりしながら鼻をかみ、涙に暮れる女性像。強烈な印象を残す『泣く女』(1937)のモデルが、ピカソとの愛に破れて苦しむ元恋人と知り、ちょっと鬼畜の匂いを感じたが、人間=特に女性=への関心が高かったのだろう。91歳の生涯で遺した絵画のほとんどは人物画だったのだという。1993年12月初版。2016/05/07
恭子
26
6枚のピカソの絵と、それぞれの絵のモデルとなった女達の写真を見比べて、正しい組合せを探す「この人だーれ?」のページが楽しい。2013/09/19
メタボン
20
☆☆☆★ ピカソが描く肖像画は何て素敵なんだろう。2016/08/07
しろくま
18
「あっちむいてホイッ!」という視点がおもしろいです。様々な人物画を描いてきたピカソ。最後の方に、ピカソの絵とそのモデルになった女性の写真を結びつけるクイズのページがあり、楽しく眺めました。ドラ・マールの写真が、写真からも主張が強そうな印象を受けました(笑)。子どもの絵も描いているのですね。かわいいです。2018/11/10
みさどん
17
小さい時から天才の片鱗をみせつけてきたピカソ。すごい上手い絵を描くのに、いきつくところはこれだもん。他にもこんなに極端な絵があったんだと、改めてピカソの奇才に驚く。あっちむいてホイッなんて、タイトルもいいね。自由な絵の紹介にいい!2018/08/11