出版社内容情報
子どもは子どもらしくのびのびと育ってほしい…。そんな願いをこめて、版画家山本容子が自らの幼い頃のエピソードで描く、おこちゃん一家のなつかしい日々。
山本 陽子[ヤマモト ヨウコ]
著・文・その他
内容説明
おこちゃん おこちゃん、おくちが おおきいのね そうよ、かあさんも おおきいのよ いつも元気なおこちゃんと、あったか家族のなつかしい日々…。山本容子が自らの子ども時代のエピソードでつづる版画絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
73
「ようこ」が「よおこ」と聞こえるから「おこちゃん」。著者の小さい頃のエピソードが満載でした。思いがけない行動をして皆を驚かせますが、そこが可愛らしくて愛おしかったです。独特の絵がお洒落です。2015/11/17
ぶんこ
49
なんと憧れの山本容子さんの子ども時代を描いた絵本でした。あの独特の雰囲気を持った、西欧の女優さんのような大人っぽいエレガントを感じる山本さんが、こんな自由奔放なお子さんだったとは、嬉しくなってしまう。しかも容子さんの子ども時代の顔がいたずらっ子そのもの。ホノボノというよりはニヤニヤ。2018/08/21
きりこ
44
【蔵書再読】「おこちゃん」と呼ばれていた山本容子さんの少女時代のエピソードをユーモラスに描いた絵本。おこちゃんの傍らにはいつも犬のゴローがいます、画家になった容子さんにルーカスが寄り添っていたように。それがとても微笑ましいです。何にでも興味持つ活発なおこちゃんは家族をいつもびっくりさせていて、私だったら恥ずかしくて秘密にしておきたいような衝撃的な出来事はびっくり笑わせてくれました。おこちゃんがピンク色に塗ってしまった海の絵はマティスの作品のようで、芸術家としての感性の蕾を発見したような想いがしました。 2013/11/06
hideko
31
読み友さんが絵本を読んでいたのでマネっ子。再読。銅版画家の山本容子さんの銅版画のファンなので購入した。彼女の自伝的絵本。 幼い頃は『おこちゃん』と呼ばれて傍らには愛犬ゴローが居た。「ぞぉーさん♪ぞぉーさん♪」になぞられ「おこちゃん♪おこちゃん♪」の語り口調。祖父母や両親との何気ない毎日。レトロなイラスト集といった趣き。 毎日が発見の連続で大人に見守られ暖かい時間を切り取ったような1冊。2018/01/02
mntmt
19
作者が子どもだったころの、びっくりエピソード集。おこちゃん、おもしろい。おこちゃんのファンになってしまいます〜。2015/09/18
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- 和書
- カリ・モーラ 新潮文庫