出版社内容情報
豊かな色彩とコミカルなタッチは、絵本の常識をくつがえします。北国の美しい自然を舞台に、おじいさんとキリギリスの心の交流を描きます。
昭和52年度日本漫画家協会大賞受賞、平成2年には、北海道旭川の大自然を個性あふれる筆で描いた画文集「遠い日の村のうた」で小学館絵画賞を受賞した山村輝夫氏が描きおろした絵本処女作。北国の美しい自然の中で、今は亡きおばあさんを想いながらひとりで暮らすおじいさんと、突然あらわれたキリギリスの「キリちゃん」との心暖まる交流を、色彩豊かなコミカルタッチで描いた衝撃作。
内容説明
ぼくのご主人がキリちゃんとであったのは、ユリの花がいっぱいにさいて、北国にみじかい夏がやってきたころでした。そうして、このものがたりがはじまったのです。えっ、キリちゃんて、だれですって?すぐにわかりますよ。