出版社内容情報
おじさんと少年の、出会いから別れまでの4日間を描いた感動の絵本!
ある日、少年の部屋に小さなおじさんがやってきます。「3日だけ泊まらせてくれ」と言うおじさんに、少年は食事を出したり、自分の靴下を切って服を作ってあげたりして、2人だけの秘密の生活が始まります。「おじさんはどこから来たの? ETじゃないの? それとも妖精?」とたずねる少年に対して、「ばかを言うな。小さくてもわしは人間だ!」怒るおじさん。だんだん険悪になる2人の関係……。おじさんと少年の出会いから別れまでが、ブリッグズならではのコマ割りと生き生きした会話で、ドラマチックに展開されます。人と人とがわかりあうことの難しさを問いかける問題作。壊れてしまって初めてわかる友情の大切さが心に響きます。子どもから大人まで広く読める絵本。
レイモンド・ブリッグズ[レイモンドブリッグズ]
著・文・その他
林 望[ハヤシ ノゾム]
翻訳
内容説明
ある日、少年の部屋にとつぜん現れた小さなおじさん。心やさしい少年は、おじさんに食べ物をあげ、服も作ってあげて、二人だけの秘密の生活がはじまるのですが…。人と人とがわかりあうことの難しさを問いかける話題作です。
著者等紹介
ブリッグズ,レイモンド[ブリッグズ,レイモンド][Briggs,Raymond]
1934年ロンドンに生まれる。13歳のころから絵を描きはじめ、後にロンドン大学スレイド校で美術を学ぶ。“The Mother Goose Treasury”で1966年ケイト・グリナウェイ賞受賞。現在イギリス南部のサセックスに住む
林望[ハヤシノゾム]
1949年東京生まれ。慶応義塾大学大学院博士課程(国文学)修了。1984年から3年にわたり、英国における和書調査研究のためにロンドン、ケンブリッジに暮らす。ケンブリッジ滞在中には、児童文学作家ルーシー・ボストン夫人のマナーハウスに寄宿、8か月を夫人と共に過ごした。その体験を綴った『イギリスはおいしい』(平凡社)で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所属和漢古書総合目録』(共著:八木書店)で国際交流奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で講談社エッセイ賞を受賞。ケンブリッジ大学客員教授、東京芸術大学助教授などを歴任し、現在は執筆活動に専念
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