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出版社内容情報
「あすの あさ、みちで いちばん さいしょに ひろった ものを、だいじに もって いなさい。 きっと、いい ことが ありますよ。」心優しいが貧しい若者は、観音様のおつげを守り、1本のわらを大事に持って歩いておりました。あれよあれよという間に大出世を遂げる痛快な昔話です。
杉山 亮[スギヤマ アキラ]
著・文・その他
高畠 那生[タカバタケ ナオ]
イラスト
内容説明
むかしむかし。まずしいけれど、こころのやさしいわかものがおりました。ある日、わかものは、かんのんさまのゆめを見て…。たった一本のわらから、おもいもよらないてんかいがはじまるおはなしです。
著者等紹介
杉山亮[スギヤマアキラ]
1954年、東京都生まれ。保育士を経て、おもちゃ作家として「おもちゃいろいろ・なぞなぞ工房」を主宰。『空を飛んだポチ』(講談社)で、第56回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞
高畠那生[タカバタケナオ]
1978年、岐阜県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
23
絵本。高畠那生さんの原画展で読みました。私の中で、わらしべちょうじゃと聞き耳頭巾がごっちゃになっていたことが判明。でも、いろいろパターンがあるんですかね。私の知っていた展開とは違っていました。2018/09/22
こゆ
20
小4に読み聞かせ。わらしべ長者は何回も読んできたけど、こちらは交換するものが初めてのパターンで新鮮。現代人の感覚ではもし長者の娘の性格が悪かったらどうするの…?とか思わないでもないけど、昔の人は会ったことのない人と結婚するのも普通だろうから、一目ぼれですぐ結婚するというのもよくある展開なのかな。2023/05/05
陽子
18
うわあ、懐かしいお話だ。と思い絵本を開いた。夢枕に現れた観音さまのお告げを聞いて、次の朝転んだ時にうっかり掴んでしまった「わら」を「つまらないものを掴んでしまったー!」と思いながら大切に持ち、困った人を助けるために次々と物のとりかえっこ。「手放さないお告げ」を破り、物を手放しているのだけれど、ね。道でパターンと倒れている馬、もらった風呂敷で荷物を背中に抱えている男の絵のページがなんだか笑いを誘う。人への優しさを教えられる温かい絵と楽しいお話。原作は『今昔物語』『宇治拾遺物語』にも登場とは、へえ!だった。2019/06/16
退院した雨巫女。
17
《図書館-返却》【再読】←2022年9月9日。少し内容が、違うが、ハッピーエンドなのは、一緒。読み比べは、やめられない。2014/04/13
しぃ
16
高畠さんの絵が楽しい。けど、こんなオチだったっけー?2023/10/20