出版社内容情報
大切なことをこどもに伝えたい絵本シリーズ
昔むかし、おしゃかさまが小さな鳥のシャコだったときのお話しです。
ヒマラヤのやまおくに、大きなベンガルぼだいじゅがありました。その木陰に、ぞうと、サルと、小さなシャコが住んでいました。力持ちのぞうは、みんなのために大きなものを運んだり、身軽なサルは、木に登って、危険を知らせたり、もの知りなシャコは、暮らしに役立つ話をして、3匹は、お互いに助け合って仲良く暮らしていたのです。
ところが、ある日、つまらないことで、ケンカをはじめました。
そして、だれがいちばんもの知りで賢いか、言い争いになってしまいました。
どうやったら、だれが賢いのかわかるのでしょうか?
3匹は仲直りできるのでしょうか?
ジャータカ物語とは、おしゃかさまの前世の物語です。おしゃかさまは、前世で動物など様々な生を受け、善行を積んできたから、偉大な仏になったと信じられています。そして、このジャータカ物語は、仏教の教えだけにとどまらず、人間としてのあり方が、寓話性豊かに語られているところから、イソップ、グリムなど世界の説話文学に影響を与えています。
【編集担当からのおすすめ情報】
子どもたちに伝えたい、おしゃかさまのたいせつな教えのひとつを絵本にしました。小さなお子さまから、読み聞かせて欲しい一冊です。
中川 素子[ナカガワ モトコ]
著・文・その他
バーサンスレン ボロルマー[バーサンスレン ボロルマー]
イラスト
内容説明
今から2500年くらい前にインドで生まれ仏教をはじめたおしゃかさまは、鳥だけでなく、人間、ぞう、ライオンなど、さまざまなものに生まれ変わり、たくさんの良い行いをしてきました。そのつみかさねによって、おしゃかさまになれたのです。おしゃかさまの良い行いのお話を集めたものが、ジャータカ物語です。
著者等紹介
中川素子[ナカガワモトコ]
1969年東京芸術大学大学院美術研究科修了。文教大学名誉教授。制作に「興福寺五部浄像復元想定像」(東京芸術大学資料館)。著書に『絵本はアートひらかれた絵本論をめざして』(教育出版センター、1991年日本児童文学学会奨励賞)や『スクールアート現代美術が開示する学校・教育・社会』(水声社)など、絵本論や現代美術論多数
ボロルマー,バーサンスレン[ボロルマー,バーサンスレン] [Bolormaa,Baasansuren]
モンゴル文化芸術大学美術学部卒業。2008年来日、2011年文教大学卒業。現在は日本を拠点に絵本作家、イラストレーターとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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