出版社内容情報
鉄の不思議を解き明かす!
『鉄は魔法つかい』の絵本版。
『鉄は魔法つかい』は、鉄が、生き物になくてはならないもので、地球をつくり、命を魔法のように作り出しているということを、わかりやすく教えてくれたノンフィクション読み物です。
小さな子どもたちにもわかりやすいように、絵本版ができました!
フェルムとは、ラテン語で「鉄」のことを指します。(元素記号で「Fe」。)
鉄は、何億年前から地球に魔法をかけ続けている魔法使いです。生き物は、鉄がないと生きていけない。そんな鉄の不思議をわかりやすく解き明かします。
鉄の魔法ってどんなものか知っていますか?
<鉄の魔法その1>
植物が、光合成するのに、鉄は、なくてはならない働きをしています。
<鉄も魔法その2>
人間が呼吸するのにも、鉄の力を借りています。
身体の中をめぐっている地をつくるのにも鉄はたいせつなのです。
<鉄も魔法その3>
地球にはじめて命が生まれたときにも、鉄が一役買っていたのですよ。
まだまだ鉄の不思議はたくさんありますが、鉄は、山も森も海も人間も、地球上の命をつないでいるすばらしい元素です。
【編集担当からのおすすめ情報】
2011年に発売された『鉄は魔法つかい』は、現在10刷累計27000部となるロングセラーです。昨今、環境に対する意識の高まりを受け、「鉄」を見直す動きが高まっています。地球の3分の1は鉄です。「鉄は、生き物にどのような役割を果たしているのか?」ということを解き明かし、『鉄は魔法つかい』のコンセプトを、もっとわかりやすくダイナミックに絵本にしました。小学校中学年から理解できる内容になっています。
スギヤマ カナヨ[スギヤマ カナヨ]
著・文・その他/イラスト
畠山 重篤[ハタケヤマ シゲアツ]
原著
内容説明
わたしは、フェルム。ラテン語の「鉄」という意味からついた名前です。「鉄」は生きものにとってとてもたいせつなもの。命には「鉄のまほう」がかかっているのですよ。さて、いったい、どんなまほうでしょうか?
著者等紹介
スギヤマカナヨ[スギヤマカナヨ]
絵本作家。静岡県三島市生まれ。東京学芸大学初等科美術卒業。『ノーダリニッチ島K・スギャーマ博士の動物図鑑』(絵本館)でデビュー。『ペンギンの本』(講談社)で講談社出版文化賞受賞
畠山重篤[ハタケヤマシゲアツ]
宮城県気仙沼湾でカキ・ホタテの養殖業を営む。1943年中国・上海生まれ。1989年、「森は海の恋人」を合言葉に植林活動を始める。2004年から京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授。2015年「京都地球環境の殿堂」で殿堂入り。2012年国連より「フォレストヒーローズ」、2018年全国日本学士会アカデミア賞受賞。著書多数。児童書に、『漁師さんの森づくり』(講談社/小学館児童出版文化賞)、『カキじいさんとしげぼう』(カキの森書房)、『鉄は魔法つかい』(小学館/産経児童出版文化賞産経新聞社賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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