出版社内容情報
まっくらやみのまっくろは、自分が何者かわからない。でも体の奥から力がみなぎってくる。いきなり角が生えてきた!しかしまだまだ変化は止まらない。本当は何者なのか?読者の心をわしづかみにする絵本の登場です。
内容説明
ミロコマチコが紡ぐ、生命のものがたり。
著者等紹介
ミロコマチコ[ミロコマチコ]
1981年、大阪府生まれ。画家・絵本作家。いきものの姿を伸びやかに描き、国内外で個展を開催。絵本『オオカミがとぶひ』(イースト・プレス)で第18回日本絵本賞大賞を受賞。『てつぞうはね』(ブロンズ新社)で第45回講談社出版文化賞絵本賞、『ぼくのふとんはうみでできている』(あかね書房)で第63回小学館児童出版文化賞をそれぞれ受賞。2015年、絵本『オレときいろ』(WAVE出版)でブラティスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレ(BIB)金のりんご賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
47
まっくらやみのまっくろはいったいなんでしょう・・。少しずつ姿を変えていく様子は命のパワーを感じる。読むより感じる本。2019/10/24
anne@灯れ松明の火
33
隣市新着棚で。え? 〇〇だったの? と思ったら、え? 違うの? △△なの? え? また違うの? もうなんでもいいわ~(笑) とにかく、いつもながら、ぐんぐん迫ってくる絵でスゴイ! ほかの人には絶対描けない世界。そういう世界を持っている人、うらやましい。2017/09/06
杏子
24
まっくろが爆発したぁ~~!! ってな内容の絵本だった。迫力がすごい!! この絵本を子どもたちはどう受け止めるのかな?読み聞かせしてみようかな?2017/09/10
ヒラP@ehon.gohon
23
まっ暗闇の中にいる真っ黒って何者なのでしょう? 深層心理的なお話のように思えるし、自分探しに思えるし、エネルギッシュで実験的な絵本でありながら、ガツンと叩かれたような思いで見返しました。 様々な自分らしさを展開しながら、自分が何者だったかの答えではなくて、最後に結実しているところがこの絵本の答えなのでしょうね。 納得です。2017/10/13
南
19
不思議な広がりのある絵本。2019/12/13