出版社内容情報
子どもに伝えたいインドの昔話
昔むかし、おしゃかさまがライオンだったときのおはなしです。
インドの海の近くに、ウサギがすんでいました。ある日昼寝をしていると、「ドッダダッドーン」というものすごく大きな音がしました。ウサギは、びっくり仰天!「世界が壊れる-」と逃げ出しました。「死にたくない?!」と走っていくウサギを見て、森の動物たちも大慌て。みんな逃げ出しました。
さてさて、本当に、世界は壊れてしまうのでしょうか?
その様子を見ていたラインが、「どうして逃げているのか?」とたずねると、動物たちは、口々に「世界が壊れはじめたのです」と答えました。
世界が壊れる音とは、何だったのでしょうか?
ジャータカ物語とは、おしゃかさまの前世の物語です。おしゃかさまは、前世で動物など様々な生を受け、善行を積んできたから、偉大な仏になったと信じられています。そして、このジャータカ物語は、仏教の教えだけにとどまらず、人間としてのあり方が、寓話性豊かに語られているところから、イソップ、グリムなど世界の説話文学に影響を与えています。
【編集担当からのおすすめ情報】
おしゃかさまの前世の物語として、547話あり長く語りつがれてきたジャータカ物語の中でも、子どもに伝え話を絵本にしました。まず初めは、「知恵」についての物語です。
バーサンスレン ボロルマー[バーサンスレン ボロルマー]
イラスト
中川 素子[ナカガワ モトコ]
著・文・その他
内容説明
あついあついインドのうみのちかくに、ウサギがすんでいました。あるひひるねをしているとドッダダッドーン!おおきなおおきなおとがしました。「うわっ!せかいがこわれるー」おおあわてでうさぎは、にげだしました。むかしむかし、おしゃかさまがライオンだったときのおはなし。
著者等紹介
中川素子[ナカガワモトコ] [Baasansuren,Bolormaa]
1969年東京芸術大学美術研究科修了。文教大学名誉教授。制作に「興福寺五部浄像復元想定像」(東京芸術大学資料館)。著書に『絵本はアート―ひらかれた絵本論をめざして』(教育出版センター、1991年日本児童文学学会奨励賞)など、絵本論や現代美術論多数
バーサンスレン,ボロルマー[バーサンスレン,ボロルマー]
モンゴル文化芸術大学美術学部卒業。2008年来日、2011年文教大学卒業。現在は日本を拠点に絵本作家、イラストレーターとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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