出版社内容情報
かわいい「ほこほこ」たちが、廃校で大騒動
100年以上も前に廃校になった小学校。誰もいないはずなのに、チャイムが鳴っています。キーンコーンカーンコーン。そこにいたのは人間ではなく、なんとほこりのおばけの「ほこほこ」たち。何年も積もったほこりがつむじ風で舞い上がり、おばけになったのです。
今日の授業は大好物のフルーツゼリー作り。みんなで材料を集め、大きなプールで作ったゼリーはどうなったかというと…?かわいいほこほこたちが巻き起こす大騒動。
【編集担当からのおすすめ情報】
この作品の特徴は、やはりこのかわいい絵!廃校となった小学校を舞台に、とってもかわいい「ほこほこ」たちが、ところ(誌面?)狭しと大さわぎします。
2014年にオリジナル絵本のデビューを果たし、今ノリにノっている2人組の絵本作家ユニット、ザ・キャビンカンパニーの最新作!そしてなんと、この物語の舞台となった廃校のモチーフとなったのが、この二人のアトリエ。実際に、大分県の廃校を改造して、アトリエとして使用しているのです。
それだけに、この1作は思い入れのある作品となりました。ぜひ、「ほこほこ」と、ザ・キャビンカンパニーを、今後ともよろしくお願いします!
内容説明
廃校となった小学校。たまったほこりが風に吹かれて舞い上がり、ほこほこがたんじょうしたよ。個性ゆたかなほこほこたちは、どんな事件を巻きおこすのかな?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
28
わたぼこりってどこからわくんだ!?古い家に住んでいる人たちはほぼ毎日のようにこうぼやいているんですのよ。裏に彼らのアトリエでもある廃校が出てきてニッコリ。あやしいほこほこがかわいい、古い家を愛するあらゆる人たちにお勧めしたい本です。…プールいっぱいのゼリー、これ私の幼少時の夢でした。2018/09/22
Naomi
27
「ほこほこ」って、なんだろうと思ったら・・・、ほこりたちでした。今日の授業は、「フルーツゼリーをつくろう」 生徒たちのキャラがはっきりしていて、楽しいです♪ワイルドで、きれいなゼリーができました!他の授業も見てみたいです。2015/05/07
おゆ
14
原画展にて甥っ子が購入。サインにキュートな虎を描いてもらった大切な本を、こころよく貸してくれた。廃校にすみついた埃のおばけ、ほこほこたちのお話。まっくろくろすけのお仲間かしら。バケツプリンや浴槽ゼリーは子どものころ思い描いてみたことのあるものだけど、本書のそれは宝石のようにきれいで美味しそう。舞台はもちろんキャビンカンパニーのお二人がアトリエとする由布市の廃校なのだけど、これが赤い屋根の小さな平屋の校舎で、写真で見てもとても愛らしい。アトリエ公開の機会は逃し続けているのだけれど、いつかぜひ見学してみたい。2018/07/29
遠い日
13
ザ・キャビンカンパニーさんの明るい絵がすてき。廃校になった校舎で学ぶほこほこたち。フルーツゼリーを作る実習でおおはりきり。みんな自分の得意なことで活躍するが、食いしん坊は大失敗。と思いきや、抜かりなく手段を講じているところににやり。裏表紙ソデに、ザ・キャビンカンパニーさんと学校の関係もさらりと書かれていて、なるほどと納得。2015/05/01
まめ
11
可愛い絵本。ほこほこって、ホコリかぁ~。廃校をアトリエにしているキャビンカンパニーだからこそ、うまれた話なのかな?2022/04/12