出版社内容情報
おかあさんにありがとうを伝えたい
自分のことを生み、育ててくれたお母さんの恩というものは、とても大きいものです。その恩を返すことはきっと一生かかってもできないでしょう。モンゴルの人々は、その大きな恩を敬って、「お母さんのお乳は、花のしずくを集めてわかしていれた、いっぱいのお茶ほどに貴重である」と言い伝えてきました。この伝説をもとにこのお話はできています。
主人公のバートルは、おじいちゃんから「心の花の朝露を集めてお茶を飲むと長生きできる」という話を聞いて、お母さんに飲ませてあげようと、心の花を探しに、夜ふけの森に馬で出かけました。森には、こわ?いこわ?い化け物がいるといわれています。
小さな少年の純粋な心からのプレゼントが、お母さんのハートに届くやさしい物語です。
【編集担当からのおすすめ情報】
モンゴル出身の画家、ボロルマーさんの絵は、やさしく、繊細でありながら、愛嬌たっぷりのキャラクターが生き生き描かれています。モンゴルの伝承をもとに創作されたこのお話は、日本人の心にも響いてきます。
イチンノロブ ガンバートル[イチンノロブ ガンバートル]
著・文・その他
バーサンスレン ボロルマー[バーサンスレン ボロルマー]
イラスト
津田 紀子[ツダ ノリコ]
翻訳
著者等紹介
ガンバートル,イチンノロブ[ガンバートル,イチンノロブ][Ganbaatar,Ichinnorov]
モンゴル文化芸術大学美術学部卒業。2004年第14回野間国際絵本原画コンクールで奨励賞を受賞。大学時代の同級生でもある妻のボロルマーと共同で絵本を創作している。現在、文教大学の留学生として絵本の創作と研究を行う
ボロルマー,バーサンスレン[ボロルマー,バーサンスレン][Bolormaa,Baasansuren]
モンゴル文化芸術大学美術学部卒業。2008年、文教大学に留学生として来日。現在は日本を拠点に絵本作家、イラストレーターとして活動している。2004年第19回国民文化祭上陽町絵本大会で『モンゴルの黒い髪』がグランプリ受賞、同年第14回野間国際絵本原画コンクールで『ぼくのうちはゲル』がグランプリを受賞。2008年第1回家族のきずな絵本コンテストで優秀賞、2009年第10回ピンポイント絵本コンペで優秀賞を受賞(ともに文は夫のイチンノロブ・ガンバートル)
津田紀子[ツダノリコ]
早稲田大学卒業後、モンゴルでモンゴル語と児童文学を学ぶ。ウランバートル大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めしいらず
たまきら
Maiラピ
花林糖
おはなし会 芽ぶっく