内容説明
ペンギンのルーちゃんは、えをかくのがだいすき。たのしいときも、しんぱいごとがあるときも、いつもえをかいています。ルーちゃんは、なんきょくから、ほっきょくにひっこすことになりました。あたらしいがっこうで、おともだちができるでしょうか?ルーちゃんは、しんぱいでねむれません…。
著者等紹介
ワット,メラニー[ワット,メラニー][Watt,M´elanie]
1975年、カナダのケベック州に生まれる。モントリオールの大学でグラフィックデザインを学んだ後、絵本を作り始める。この物語は、自身の幼い頃の体験から生まれたもの。家族はカルガリー、ウィニペグ、トロントなどの都市へ次々に転居を重ねた
福本友美子[フクモトユミコ]
慶応義塾大学文学部卒業。公共図書館勤務をへて、現在は児童書の研究、翻訳、書誌作成などをする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
25
この夏アメリカを旅したオタマさん。お供はルーちゃん全く同じ顔のペンギンの赤ちゃん・ペンちゃんでした。不安でずっと握りしめていたせいか、車酔いしたタマにおえっとかけられ、オカンが雑に洗ったせいか、旅が終わるころにはすっかり顔つきがすさんでしまったペンちゃん。現在ではすっかり我が家の人形の中では悪いボスキャラとして君臨するようになりましたが、よく見るといつも中心にいます。愛されてるんだなあ。お話のあいまって旅のことばかり考えていました。2016/12/06
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
お父さんのお仕事の都合で、南極から北極に引っ越すルーちゃん。本名はルノワール、有名な絵描きさんと同じ名前…というだけあって、ルーちゃんの感情を有名絵画をパロって描かれています。『 如雨露(じょうろ)を持つ少女 / アルルの寝室 / アメリカン・ゴシック / デカルコマニィ / 赤と黄と青のコンポジション / ロンドンの国会議事堂 / 記憶の固執 / 叫び / モナ・リザ / これはパイプではない / 青の時代の自画像 / ルフロイ山 / キャンベルスープ / イカロス 』2020/07/08
遠い日
8
お父さんのお仕事の都合で、南極から北極にお引越しをするルーちゃん一家。ルーちゃんの内面の揺れが、世界の名画のパロディで表現されます。が、ルーちゃんがあまりにもかわいすぎて、思わず笑みがこぼれました。そして、得意な絵を通じて新しいお友だちと仲良くなれたこと、すばらしいです。2019/08/31
しらたえび
2
南極から北極へペンギンが引っ越しする話。ルーちゃんは新しい環境に緊張。絵は小さめですが、子供と一緒に読みました。5才男子2021/02/22
HNYYS
2
図書館本。ルーちゃんの心情と絵画作品がマッチしていて面白い。名画鑑賞したくなります。2019/09/06