出版社内容情報
必死に自分の「居場所」をさがしますが、どこへ行っても暖かく受け入れてもらえず苦労を重ねるあひるの姿は、作者のアンデルセンそのものでした。常に貧しい人、苦しい人の味方であった作者の最高傑作です。
舟崎 克彦[フナザキ ヨシヒコ]
著・文・その他
渡辺 有一[ワタナベ ユウイチ]
著・文・その他
内容説明
はい色で、大きな、みにくいあひるの子。自分の居場所を、さがし続けますが、どこへいっても、なかまはずれにされてしまいます。そんな、ある春の日…。アンデルセンが、自分自身をモデルに創作したと、いわれている物語です。
著者等紹介
舟崎克彦[フナザキヨシヒコ]
1945年、東京都生まれ。画家、挿絵画家としても活躍。『ぽっぺん先生と帰らずの沼』(筑摩書房、岩崎書店)で第4回赤い鳥文学賞、『雨の動物園』(偕成社)で国際アンデルセン賞優良作品賞受賞、「ぽっぺん先生」物語シリーズ(筑摩書房)で第11回路傍の石文学賞を受賞。ほか国内外で多くの賞を受賞
渡辺有一[ワタナベユウイチ]
1943年、中国旧満州生まれ。『ねこざかな』(フレーベル館)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、『はしれ、きたかぜ号』(童心社)で第8回絵本にっぽん賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
4
居場所を探し続けるあひるは、アンデルセン自身とも言われてます。明るい水彩画から優しさも感じる絵本。2018/06/18
しもふさ
2
こどもが図書室から借りてきたのを読みました。よく知られている通り最後は白鳥になってハッピーエンドなのですが、それまでのみにくいアヒルの子の人生があまりにも過酷で驚きました。お母さんにも冷たい言葉をかけられ、仲良くしてくれたがんも目の前で亡くなり、冬の間にあったことは「かわいそうすぎてお話しできません」、そして殺されても構わないと思うところまで追い詰められ白鳥の群れに入ってうけいれられるという。この過程を知ってしまうと、読後感が全く変わりました。2019/06/27
ぷりん
1
読んでみて、わたしは大雑把にしかこの物語を知らなかったんだなと気付きました。鴨や雁とのくだりは初めて読みました。それにしても、お百姓につかまってしまった冬、一体何があったのか・・・「可哀想すぎて言えない」だなんて、気になるったらない。2014/07/19
楓 a
1
冬の間にどんなことがあったんやろ・・・。(>_<)2011/02/10
する
0
内容も面白かったようだ。2020/09/13