出版社内容情報
鹿の歯医者さん「しかしか」は大いそがし
ぐらぐら。ぐらぐら。歯がぬけそうで、でも、ぬけない。
前歯が生えかわりそうなぼくに声をかけてきたのは、動物の歯医者さんをやっている鹿だった。
いろんな動物たちの歯のお悩みを、「しかたがない」「やるしかない」などと、しかしか言いながら「たしかな」治療を施す鹿先生。そして、居合わせたのも何かの縁と、手伝うことになったぼく。
生き物たちの歯の多様性をユニークに紹介しながら、歯の大切さを伝える絵本です。
【編集担当からのおすすめ情報】
この絵本には、のび続ける歯、毒が出る歯、何度も生えかわる歯、など、人間の歯とは違う動物たちのいろいろな歯が出てきますが、共通して言えるのは、歯は生きていくうえでとても大切、ということです。
歯の生えかわり時期の子や、歯みがきの習慣を身につけたい子に、ぴったりの絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
92
山田マチさんの『どこどここけし』や『山田小学校』ほどの破壊パワーはありませんが、それでもダジャレが楽しいです。鹿の歯医者さん"しか しか"。いろんな動物たちの歯のお悩みを "しかたがない""やるしかない"などと言いながら"たしかな"な治療をします。 伸び続ける歯、毒が出る歯、何度も生え変わる歯、角のように口の外に生えている歯など、動物たちのいろんな歯が登場します。どんな歯にも共通しているのは、生きていく上で歯は命(笑)ということ。この絵本を手に取った子供たちも楽しく理解できることでしょう。2020/07/29
mocha
82
しかしか?ああ鹿歯科!イッカクの角って歯だったのね。サメの歯は何度も生え変わる?動物の歯の豆知識とか歯の大切さをダジャレ交じりで教えてくれる。動物たちも歯は命。2020/10/05
chiaki
35
ぐらぐらと歯が揺れて困っている少年の元に突如現れた鹿の歯科医!鹿歯科ならではな言葉遊びも織り混ぜながら、歯の雑学を楽しく学べます。どんぐりを食べないリスの前歯にはびっくり!笑 最後は思わず拍手でした。2020/12/05
れもん
34
図書館本。長女(5歳)が選んだ絵本。鹿歯科に患者さんがたくさん来るお話。いろんな動物たちの歯について詳しくなれる。読み聞かせしながら、私が「へぇー」と関心していた。ところどころに散りばめられたダジャレを強調しながら読んだら、次女(3歳)が「しかがたくさん!」と爆笑していました。2024/09/12
どあら
32
図書館で借りて読了。セイウチの治療法が原始的でビックリ(゚д゚)!2021/03/22