出版社内容情報
えさをあげながら、冒険世界へ
男の子が飼っている生きものに次々にえさをやる。金魚、犬のパグ、亀・・・。そしてうさぎにえさをあげようとしたら、あれ?うさぎがいない! 穴が空いているので、覗いたら落っこちちゃった。自分もうさぎみたいになって、しかも襲われそうに・・・!?
生きもの好きの男の子が、日常生活から異世界に入り込む。小さい生きものから大きな獣までどんどん出てきて、ほのぼのからドキドキに急展開。無事に帰ってこられるかな?
絵本大賞を二度受賞した、軽部武宏の迫力ある絵にグイグイ引き込まれる。
【編集担当からのおすすめ情報】
作者の軽部武宏さんは生きものが大好きで小学一年生の時からたくさんの生きものを飼っていたそうです。カブトムシやクワガタムシなどの昆虫、熱帯魚、ヤモリ、カエル、亀、ウサギ、猫、犬などなど。いまも飼っているそうですよ。
そんな生きもの好きの視点が絵に反映されています。いきもの描写を見てみてください。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
保育所ぱんだ組おはなし会。タイトルと表紙で食いつきよし!動物たちにエサをあげていたら、違う世界に行っちゃって、自分がエサに…。読み終わった後、「また、エサの本持ってきて!」と、全員から来月のリクエストいただきました。全員って…そこまで面白かったのかな?と意外です。(色々失礼っ)2019/11/19
魚京童!
12
なんだこれ不思議の国のアリスか2021/01/02
退院した雨巫女。
12
《本屋》餌は、命を繋ぐ為に必要。命を繋ぐ為に、他の命を奪うことが多い。2019/07/29
遠い日
9
見慣れた軽部武宏さんの絵のタッチと異なるところがちょっと新鮮。餌をめぐる解釈が、食う食われるにも触れていてハッとさせられる。2020/07/20
ここ
4
図書館☆6歳3ヶ月。「えさの時間だよ」といいながら、ペットの金魚、わんちゃん、亀さん、近所のすずめさんもえさをあげ、今度はうさぎちゃんに。あれ?うさぎちゃんがいない!と探しているとジャングルに迷い込み…。迫力あるイラストに娘はドキドキしたようです。母は昔、友達が自宅に泊まりに来た時、私の母が作った夕食を「餌が出来たよ」と表現されて以来、「餌」という表現がどうしても受け入れられないので、読みながら表現を変えるべきか悩みました(苦笑)2019/10/31