出版社内容情報
芭蕉さんに化けた河童が俳句を読む創作落語
今から約300年前、松尾芭蕉という俳句の名人がいました。すばらしい俳句をよむことで有名になり、あちらこちらでひっぱりだこの人気者となりました。
それをうらやんだのが、古池にすむかっぱ。ニセ芭蕉に化けて、てきとうな俳句をよんで、ごちそうにありつこうというのです。はたして、かっぱのニセ芭蕉のたくらみはうまくいくのか否か。
江戸時代、俳句を文学として大成させた松尾芭蕉の句を味わうとともに、身近な発見を五七五の十七音で表す楽しさを伝える、俳句テーマの創作落語絵本です。
【編集担当からのおすすめ情報】
松尾芭蕉の生誕地・三重県伊賀上野では、芭蕉さんを敬愛し、小さなお子さんから俳句に親しむ取り組みが盛んです。
そんな三重県にゆかりのあるお二人が、この絵本の作者。
文は落語家の桂文我さん(三重県松阪市出身)、絵はいのぐちまおさん(三重県名張市出身)、お二人の初タッグ絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Smileえっちゃん
50
表紙の絵がユニークで手にした落語本。人気落語家の桂文我さん、落語、俳句を子供たちに身近に楽しんでもらいたく書かれたようです。人気ある松尾芭蕉さんを羨み、にせ芭蕉に化けたカッパさん。可愛いです。正体がばれたカッパさん「ふるいけやカッパとびこむみずのおと」の落ち。他にも多数絵本を出されてるとか。機会があれば読んで見たい。2021/03/28
喪中の雨巫女。
9
《本屋》松尾芭蕉と河童がからむ落語の絵本。しかし、ありそうな気もする。(笑)2019/07/01
Cinejazz
5
五七五の俳句の名人<松尾芭蕉>に化けた河童が、適当な俳句を詠んで、ご馳走にありつこうとした落語の絵本。では<松尾河童>の俳句をご披露したしましょう・・・「春過ぎて夏が過ぎたら 秋になる」「暑い夏 猫ニャア 犬ワン 鼠チュウ」「汗をかく 夏がいちばん お腹すく」「古池や 河童とびこむ 水の音」 ・・・芭蕉さん もうやりません 許してね (かっぱ)。 2024/06/03
こまさん
5
ご馳走をいただきたいかっぱは、松尾芭蕉に化けて…。面白い俳句を連発( ◠‿◠ )そこへ本物の芭蕉さんがやってきて…俳句いいですね!2021/05/10
HNYYS
5
図書館本。小学生で俳句を習っていないと今一つオチに理解がいかないかも。2019/09/23