出版社内容情報
きみの だいじなものは なに?
女の子が部屋から窓の外を眺めています。窓から見えるいろいろな景色。夕暮れ、海、船、夜空、星、都会の明かり。部屋の中の家具やおもちゃ。ネコ。やがて女の子は自分の世界に包まれて、眠ります。
詩人最果タヒと絵本作家荒井良二が紡ぐ、夢のような物語。
【編集担当からのおすすめ情報】
子どもにとって部屋や窓から見える景色は、世界そのものかも知れません。大好きなものに囲まれて眠るのは幸せなことですよね。
最果タヒと荒井良二。2つの巨星が初めてタッグを組むことになったのは、お互いが相手のファンだったことがそもそもの始まり。2つのまぶしい才能がぶつかり合い、どのような絵本が誕生したのか、ぜひその目でご覧ください。
内容説明
きみのだいじなものはなにかな?
著者等紹介
最果タヒ[サイハテタヒ]
詩人。1986年生まれ。中原中也賞・現代詩花椿賞などを受賞
荒井良二[アライリョウジ]
1956年、山形県生まれ。2005年アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を日本人としてはじめて受賞するなど、国内外で高い評価を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
165
以前から気になっていた最果 タヒ、初読です。美しさを問いかける絵本ですが、本書自体がパワフルで美しく詩的なアート絵本でした。 https://www.shogakukan.co.jp/books/097252762024/07/24
☆よいこ
100
おやすみ絵本。最果タヒさんの、ぐるっと廻って内に内に入り込んでいく言葉がいい。首を巡らすとそこに広い宇宙が広がっていたことに気づく「よる ねむたい きみに おやすみっていってくれる すべてのもの」青みがかったピンクが、きらきらと光る荒井良二さんのイラストレーションもいい▽『あさになったのでまどをあけますよ』と対になったイメージの絵本でした。2024.7刊。良本2024/08/23
momogaga
34
【大人こそ絵本】何だろう。真っ赤に燃える夕焼け。幾千万の星が流れる銀河。百万ドルの夜景。君の瞳…2025/02/01
ころちくわ
33
最果タヒさんの詩なのでかりてきた。荒井良二さんの絵本は初めてだが、新井さんの自筆の文字と絵がきれいでタヒさんの詩とマッチしていた。色鉛筆なのかクレヨンなのか、たくさんの線が重ねられて形が出来上がって広がっていく感じが素敵。2024/11/15
ゆっき
33
大好きな荒井良二さんの絵と「恋と誤解された夕焼け」で気になっていた詩人の最果タヒさんの言葉が綴られた絵本。夜空に吸い込まれて心地良い眠りにつけそうです。2024/09/01