出版社内容情報
自分に大切なものは何かを考えさせる絵本
「なんなんなん?」とは、「なんのために生きているの?」という問いかけ。
人生に大切なものは、人それぞれ違います。主人公の少年は、おばちゃんに聞きます。
「なんなんなんのため?」と。
おばあちゃんは、「それは自分で探さなくちゃいけないよ」と答えました。
すると、少年は、それを探すために旅に出ました。
漁師さん、ダンサー、大工さん……いろんな人に出会い、「なんなんなん?」と問いかけます。
少年は、自分の答えを見つけることができるのでしょうか?
アメリカのベストセラー作家コンビが、人間の永遠のテーマをほりさげて生まれたユニークかつ難解な絵本。
【編集担当からのおすすめ情報】
作者、イラストレーター共に、受賞歴多数で、常に新作がニューヨークタイムズベストセラーにランクインするアメリカを代表する児童文学作家コンビの絵本です。
作者のマック・バーネットは『アナベルとふしぎなけいと』で、カーソン・エリスは『なすずこのっぺ?』で、日本でも数多くの課題図書に選ばれており、広く読者を獲得しています。他にも訳書多数。
ユニークな翻訳で定評のある詩人アーサー・ビナードの翻訳です。
内容説明
「ね、ね、なんなんなんのためにいきてるの?」「よるだね。すんばらしいやみのよるよるのため」「よるか…」なんなんなんとなくわかるきがして、でもてくてくてくてくてくたびをつづける。きみが世界でいちばんLOVEしているのはだれですか?LOVEのなぞから物語がはじまります!アメリカを代表する作家と画家がいっしょに永遠のテーマ、WHAT IS LOVE?をほりさげて、この本が生まれた。「愛」イコールLOVEと思ったら、そんな答えではない。LOVEそのものが「なんなんなん?」なのだ。
著者等紹介
バーネット,マック[バーネット,マック] [Barnett,Mac]
アメリカのカリフォルニア州に生まれ育ち、若くして文学に目覚める。ロサンゼルスの東、サン・ガブリエル山脈に抱かれるポモナ・カレッジで学び、創作を始める。数多くの児童文学作品を手がけ、絵本『アナベルとふしぎなけいと』(あすなろ書房)でボストングローブ・ホーンブック賞とE.B.ホワイト読み語り賞をダブル受賞する。同時にコルデコット賞オナーブックにも選ばれる。『サムとデイブ、あなをほる』(あすなろ書房)はコールデコット賞に輝く。マック・バーネットの絵本は世界30か国語に翻訳され、広く読まれている
エリス,カーソン[エリス,カーソン] [Ellis,Carson]
カナダのブリティッシュコロンビア州に生まれ、アメリカのニューヨーク州に育つ。子どものころからさかんに絵を描き、イラストレーターを志す。ロッキー山脈を抱えるモンタナ州の大学で絵画を学び、卒業後、ロックバンドのポスターのイラストを手がけて注目される。児童文学作品の挿絵を多く担当。最初の創作絵本『わたしのいえ』(偕成社)が話題を呼ぶ。つづいて昆虫たちの言語を編み出した『なずず このっぺ?』(フレーベル館)はコルデコット賞オナーブックに選ばれて世界各国で翻訳され、日本の課題図書にもなった
ビナード,アーサー[ビナード,アーサー] [Binard,Arthur]
アメリカのミシガン州に生まれ、五大湖で遊びながら育つ。高校のころから詩を書き出し、ニューヨーク州コルゲート大学で英米文学を学ぶ。卒業と同時に日本へわたり、日本語での詩作と翻訳を開始。第一詩集『釣り上げては』(思潮社)が中原中也賞に選ばれ、英語版“Catch and Release”も出版される。『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞、『さがしています』(童心社)で講談社出版文化賞絵本賞、『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
k sato
ヒラP@ehon.gohon
Cinejazz
みさどん
あおい