出版社内容情報
耳をすますと、聞こえてくるのは誰の声?
レミーおばあさんのたんすのひきだしには、かつて活躍したたくさんの小物たちがしまわれています。
ある日そこに、チョコレートを宝石のように彩っていた小箱が仲間入り。周りのみんなは、次はどんな役割を与えられるか、ドキドキしていました。時が過ぎるにつれて、小物たちはレミーさんに新しい役割を与えられ、嬉しそうに、次々とひきだしの中から旅立っていきます。だんだんさびしくなっていくひきだしの中で、次第に不安になる小箱。
そんなとき、レオおじいさんが訪ねてきました。
【編集担当からのおすすめ情報】
このお話にでてくる小物たちは、かつて大活躍した小物ばかり。今は役目を終えて、ひきだしの中にしまわれていますが、みんな、次はどんな役割を担うのか、不安と期待でいっぱいなのです。
なんだか、自分に置き換えてしまいそうです。まだ見ぬ未来の自分に希望を持つ小物たちを、応援したい気分になりました。
物も人間も、人生はいいことと、そうでもないことのくり返しなのかも知れませんね。前作『はるとあき』に次ぐ斉藤倫+うきまるワールドを、絵本デビューとなるくらはしれいさんの、少しレトロで異国情緒漂うかわいい絵で彩ります。たくさんのみなさんに読んでいただけたら幸いです。
内容説明
役目を終えたじぶんにも新しい役割があるはず。つぎの出番を待ちつづける小物たちのおはなし。
著者等紹介
斉藤倫[サイトウリン]
1969年生まれ。詩人。2004年、詩集『手をふる 手をふる』(あざみ書房)でデビュー。初の長編物語『どろぼうのどろぼん』(福音館書店)で日本児童文学者協会新人賞、小学館児童出版文化賞を受賞。絵本作品もある
うきまる[ウキマル]
横浜生まれ。日本大学芸術学部デザイン科卒。広告や商品企画、映像制作などの仕事に携わり、『はるとあき』(吉田尚令 絵/小学館)で絵本作家デビュー
くらはしれい[クラハシレイ]
岐阜県生まれ。イラストレーター。雑誌、書籍の挿画、パッケージのイラストなどを手がけ、自身のサイトではオリジナルグッズの制作販売もしている。絵本は『レミーさんのひきだし』がデビュー作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
zero1
ちゃちゃ
おくちゃん🌸柳緑花紅
ふう