出版社内容情報
こどもと、元こどもの、ポケモン創作絵本
ある日、小舟に乗ってポケモンの島へやってきた男の子、ゆめたくん。
きょうは なにして あそぼうか?
ポケモンたちはゆめたくんとすぐに仲良くなって、毎日ポケモンの島じゅうをかけめぐって遊びます。空を飛び、穴を掘り、野原で昼寝し、カレーを食べて・・・・・・。
楽しい時間はあっという間に流れて、気づくとゆめたくんは大きくなり、ついに訪れるさよならの日。一緒に過ごした日々は忘れないと約束します。
そして、また長い月日がながれたある日・・・・・・。
ザ・キャビンカンパニーの二人が、絵本作りの原点となる子ども時代の感覚を呼び覚まし、ポケモンへの想いを込めて描き切りました。
特に151匹のポケモン達が総登場し、ゆめたくんを応援するシーンは圧巻!
楽しさとノスタルジーと希望を感じる絵本です。
【編集担当からのおすすめ情報】
「私たちにとって、ポケモンは『こども時代』そのものです。(略)この『こども時代』の感覚を、私たちは作品を作るときに、とても大切にしています。ポケモンは私たちの制作衝動の原点の一つなのです」(著者あとがきより)
ポケモンで遊んだすべての人と、これからポケモンと友だちになるすべての人へ心を込めて贈ります。
ザ・キャビンカンパニーならではの、独創的な描写で描かれた、新感覚のポケモン絵本です。
内容説明
きょうはなにしてあそぼうか?日本絵本賞読者賞2度受賞の若手絵本作家ユニット、ザ・キャビンカンパニーのポケモン絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
66
絵本。ポケモンが住む島に、船に乗って男の子ゆめたがやってきた。ゆめたはポケモンたちと楽しく遊ぶ。何度も遊ぶ。時が流れ、ゆめたは大きくなり船に乗ることができなくなった。もうポケモンの島にはこられない。ポケモンたちは大きな声で泣き悲しむ。けれども、ずっと待っていると、また新しい子どもが船に乗ってポケモンの島にやってきた▽いわゆるアニメ絵本ではなく、デザイナブルな手書き風ポケモン絵本。ポケモンは子供時代の象徴だと感じている大人もいる時代。いいと思います。2020年刊2024/11/13
ヒラP@ehon.gohon
28
アニメやコミックの模倣ではない、作者のイメージの中にあるポケモン・ワールドの絵本です。 数知れないポケモン・キャラクターをと共に、ポケモンごっこをした時代の思い出の世界でしょうか。 忘れられない夢の世界、自分の小さい頃の別の世界も思い出しました。2024/04/27
こふみ
19
我が家の高1男子も戦隊物、ポケモン、ドラえもん、しんちゃん、その他沢山を卒業してきたなぁ…と想いながら読みました。おおきくなったゆめたくんにポケモン達が「がんばれ がんばれ」とエールをおくるページでは、うるっとしてしまいました。 ザ・キャビンカンパニーのお二人によるあとがきの「子ども時代」は、時代ば違えど昭和の子どもにも、子ども時代の匂いを思い出させてくれました。2025/04/25
しぃ
17
未だに大人気のポケモン、親から子への世代交代をポケモン視点から切なく描いています。わたしはあまり詳しくないので知らないポケモンもいましたが、楽しそうに遊ぶところは微笑ましい。2023/08/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
ザ・キャビンカンパニーのお二人は、ポケモン世代だそうで、大人になると感じることのできなくなった世界、「子供時代」の感覚を大切に作品を作っていらっしゃるそうです。ザ・キャビンカンパニーさんのポケモンは、知っている子ども(大人)でも、「あっ!〇〇だ」と楽しめます。大人になって感覚が変わっても、絵本ならいつでも戻ってこれますね。2022/03/06
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