出版社内容情報
白くま兄弟の小さな冒険と家族の温かな物語
しろくまのきょうだい トーリャとパーフカが
とってもたのしみにしている、年にいちどのセイウチまつり。
でも、ちいさないもうとのミーンカがびょうきで、
おまつりにはいけないっておかあさんがいうのです。
そこでふたりは・・・・・・。
白くきらめく氷の世界と、しろくま家族のあたたかな物語。
内容説明
しろくまのきょうだいトーリャとパーフカがとってもたのしみにしているセイウチまつり。でも、ちいさないもうとのミーンカがびょうきでおまつりにはいけないっておかあさんがいうのです。そこでふたりは…。
著者等紹介
庄野ナホコ[ショウノナオコ]
中央大学文学部卒業。絵本作家、イラストレーター。その他、雑誌の表紙や書籍の装画などを多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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MI
76
庄野ナホコさんの絵本2冊目。シロクマ兄弟はセイウチまつりが楽しみにしています。まつりに行ったら、わたあめ、セイウチの串焼き、あんずあめどれも食べることが楽しみです。この日のために何ヶ月前からお金を貯めています。しかし当日になり、妹が熱を出し、お母さんから「ミーンガが熱をだしたから、今日のお祭りはいけない」といわれ、兄弟は悲しくて泣きました。なんとかお祭りに行く方法はないか考えます。お祭りにはヨーヨー釣りや食べ物がいっぱい。ほのぼのとして学生の時夏祭りに行ったことを思い出した。2023/12/10
よこたん
52
“おかあさん ごめんなさい。どうしても おまつりに いきたかったの。ごめんなさい!” おまつりすんでひがくれて…。内緒で出てきた後ろめたい気持ちと、心配かけてすまない気持ちと、怒られるとすくむ気持ちがどんどんふくらむの、わかるなあ。無茶しても行きたいセイウチまつり、お祭りの内容より、子どもたちはやっぱり出店よね。私もあんずのあめ、食べたい! ふわふわのわたあめと、名物はセイウチのくしやき!? しろくま主催のおまつりだとそうなっちゃうのね。しっかり者のお兄ちゃんの、大泣きにグッときて、ウルウルしてしまった。2020/05/05
ちえ
34
氷と雪の世界のお祭り。青が基調の絵は読んでいると涼しくなる🐻❄️庄野さんの絵はやっぱり好きだなぁ。帰り道のきょうだいのやりとりが(分かる、分かる)って思える。いいお母さんだなぁ。読み終わって優しい気持ちになった。2024/07/28
k sato
33
猛暑日には氷雪のお祭りでヒンヤリと(´▽`)シロクマきょうだいの冒険ファンタジー。セイウチ祭りの前日、妹グマが発熱してしまい、母グマはお祭りに行くのは中止にしようといいました。しかし、きょうだいは二人だけでこっそりでかけて・・・子どもだけのお出掛けに寄せる期待、母グマに叱られる不安が伝わってきます。帰宅した二人を抱擁する母グマの家族愛。妹に綿あめを買ってきたきょうだい愛。最後のページの家族団欒が微笑ましいです。父グマが登場しないのは、自然界の子育てそのものを反映したからでしょう。セイウチの串焼きは現実的。2023/07/08
anne@灯れ松明の火
27
テーマコーナーに立ててあり、表紙に妙に惹かれて。庄野さんの独特な絵のせいだな。楽しみにしていたセイウチまつりの日。赤ちゃんの妹が熱を出し、行けなくなったしろくま兄弟トーリャとパーフカ。どうしても行きたいと、出かけたふたり。無事に着けるのか? お母さんの反応は? 思ったより、冒険でもなかったが(笑)最後の3人のアップの絵は良かったなあ。それにしても、しろくまって、お父さんはいないの? この家だけ?と、しょうもないことが気になった。2022/01/30