出版社内容情報
優美にたゆたう見目麗しい錦鯉写真集
錦鯉は日本原産の観賞魚で、いまや世界中の富豪からも愛され、2019年の日本の品評会では2億500万円で中国人愛好家に落札され大いに話題となりました。インバウンド需要を支える重要な存在である錦鯉は泳ぐ宝石、生きた芸術品として「国魚」に指定しようという動きも昨今、活発化しています。今回、宮澤正明氏が撮影とライティングに工夫を凝らして全く新しい錦鯉の美を引き出す写真撮影を敢行。それらの成果を写真集としてまとめる企画です.
錦鯉の鑑賞ポイントは、体型、質、模様といわれていますが、今回、宮澤氏は、日本文化にきちんと位置づけられる表現をと、水槽に金、黒、白のバックをあしらい、錦鯉の姿形はもちろん、優美さ、華麗さ、躍動感を見事に写し撮っています。選び抜かれた錦鯉を、これまでにない、独自に編み出した撮影術による写真で構成される本写真集は、日本の愛好家にはもちろん、海外に広くアピールする珠玉の一冊となると思われます。日本画家の千住博氏、美術評論家の伊東順二氏の両名に手になる宮澤さんの写真の魅力を語り尽くした論考も必読です。
内容説明
優美にたゆたう見目麗しき錦鯉。
著者等紹介
宮澤正明[ミヤザワマサアキ]
1960年東京都生まれ。写真家。1983年日本大学芸術学部写真学科卒業。卒業時に日本大学芸術学会奨励賞受賞。1985年世界で活躍する100人の写真家による競作「A Day in the Life of Japan」に最年少で参加。1986年赤外線フィルムを使用した処女作「夢十夜」で第1回ICP(ニューヨーク)インフィニティアワード新人賞受賞。伊勢神宮第62回式年遷宮公式写真家。映画監督として、2015年、映画『うみやまあひだ』を初監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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