学年誌の表紙画家・玉井力三の世界

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学年誌の表紙画家・玉井力三の世界

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  • サイズ B5判/ページ数 98p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784096824122
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0071

出版社内容情報

学年誌誕生100年・初の表紙画集

100年前、世界的にもユニークな出版文化「学年誌」が誕生しました。
その表紙画を、約四半世紀にわたって最も多く描いた洋画家が玉井力三です。
男の子と女の子が笑顔で並んでいるあのイメージは、大正~昭和初期の児童文化の中で発達。玉井が活躍した昭和の高度成長期に、爆発的な部数で書店に並び、私たちの記憶に強い印象を刻みました。
美術史家の山下裕二教授は、その緻密かつ不思議な明るさをもつ独特の魅力を、「これぞ“商業美術家の逆襲”!」と絶賛。
玉井が表紙画を描いた昭和30~40年代には、新しい児童文化が一斉に花開きました。学年誌の表紙は、そうした時代を映してきた鏡でもあります。
表紙に描かれた時代の象徴には次のようなものがあります。
東京オリンピック/大阪万国博覧会/アポロロケット/新幹線/ジャンボジェット機/長嶋選手/オバケのQ太郎/ウルトラマン/パーマン/ドラえもん/トランシーバー/8ミリカメラ/自転車…
玉井力三が描く表紙の子どもたちはみな笑っています。それは、かつて子供だった私たち自身の笑顔です。
とにかく前向きで明るかったあの時代の勢いと笑顔から、誰もが元気をもらえる一冊です。

【編集担当からのおすすめ情報】
数々の埋もれた名画や知られざる天才画家を見出し、いくつもの大ブームを起こしてきた、美術史家の山下裕二・明治学院大学教授が、いま大注目の表紙画家・玉井力三。名前は知らなくても、その絵はどこかで見たことがあるはずです。
本書は、この玉井力三、初の本格的展覧会「学年誌100年と玉井力三-描かれた昭和のこども-」に合わせて刊行される表紙原画集であり、また、戦前から活躍した洋画家としての知られざる画業を、まさに初めて紹介する、美術史上の画期的な一冊です。
ほとんどが空襲で焼失した戦前の作品のなかで唯一残る、歴史的価値の高い『三笠艦橋の図』ほかの絵画作品も収録。中村不折に師事したこと以外、ほとんど知られてこなかった足跡を、肉親の証言や美術史資料、図版とともにたどります。
また、小学館100年の歴史を振り返る、元小学館編集者であり、児童文化評論家・野上暁の解説も必見。学年誌100年の歴史のなかでの、玉井力三の存在を、児童出版文化史の中に位置づけます。
装丁・ブックデザインは、学年誌蒐集家でもある祖父江慎。展覧会のアートディレクションも務め、玉井力三の魅力をこの一冊に凝縮します。

内容説明

原画245点収録!

目次

応援団長より 「玉井力三応援団結成、その団長に就任する!」
表紙原画集
玉井力三が小学館で初めて描いた最初の表紙
玉井力三全盛期 一九六四年
玉井力三の描く『小学一年生』の表紙が登場するまで
講談社でも小学館でも、玉井力三
玉井力三、競合各社を次々担当
玉井力三 晩年期一九七四年
特別ページ『小学一年生』表紙カード“オリンピック記念号”
人物〔ほか〕

著者等紹介

玉井力三[タマイリキゾウ]
明治41年(1908年)新潟県柿崎村(現・上越市柿崎区)生まれ。昭和3年より「太平洋画会」にて中村不折に師事。同会講師を経て、満州国新京美術院助教授。戦後は洋画家として「示現会」に所属。人物画を得意とし、小学館ほかの学習雑誌で25年にわたって表紙画を描き続けた。昭和57年(1982)没

山下裕二[ヤマシタユウジ]
昭和33年(1958)広島県生まれ。美術史家。明治学院大学文学部芸術学科教授。日本美術応援団団長として講演、展覧会プロデュースなど幅広く活動。『日本美術全集』(小学館)編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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bura

65
図書館で目について。それまで玉井力三という画家の名前すら知らなかったが、小学館の学年誌「めばえ」「よいこ」「幼稚園」「小学一年生」等の表紙イラストを約二十年間描き続けた画家であった。高度経済成長時代の幸せな時間を象徴する楽しそうな少年少女の笑顔。この表紙を覚えている方も多いと思うが、誰が描いていたのかという事はあまり知られていなかった。「商業画家」というジャンルの中で陽の目を見なかった、このような作家を一冊のグラフィック本にした事は大変有意義であり素晴らしい。まるで幼馴染に出逢ったような笑顔がうれしい。2023/06/13

hitotak

8
昭和30~50年代の小学館学年誌の表紙絵を描いていた玉井力三の作品を紹介している。絵が非常に写実的なのでトレースでもしていたのかと思いきや、撮影現場に立ち会い、ポーズをつけさせて撮られた写真を横に置いて描いていたそう。子供の溌剌とした表情に明るさが満ちていて、高度成長期の勢いのようなものを感じた。服装や髪形、小物などには時代を感じられて、懐かしい。描かれた子役モデルたちの実際の写真と比べて見られたら更によかった。表紙絵がずらりと並ぶページは圧巻だ。2022/12/03

kaz

3
この画家のことはよく知らなかったが、活躍した年代からして、自分も手に取って眺めているはず。懐かしい感じがした。図書館の内容紹介は『長年、小学館の学年誌の表紙画を描き、昭和の高度成長期に強い印象を刻んだ表紙画家・玉井力三。その表紙原画245点を収録。戦前から活躍した洋画家としての知られざる画業も紹介する』。 2022/10/06

takao

1
ふむ2023/11/18

よっちん

0
研究室2022/12/19

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