まれびと

個数:

まれびと

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年05月26日 03時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A4判/ページ数 320p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784096823064
  • NDC分類 387.021
  • Cコード C0072

出版社内容情報

日本列島の来訪神儀礼を網羅した写真集

世界をフィールドに活動しながら、文化人類学や民俗学への関心を持ちつつ活躍する写真家石川直樹が撮りためた日本の『来訪神』儀礼を一冊にまとめる企画。日本列島には折口信夫がいうところの「まれびと」、すなわち異形の神を迎える儀礼が数多く残されている。それらは海や山の彼方から現れる来訪神であり、彼岸からやってくる魂でもあるという石川が、そうした仮面の祭祀儀礼について10年以上に渡って撮影し続けた貴重な写真を写真集にまとめました。
仮面をかぶり、異形の姿で、家々をまわる来訪神儀礼。北は、男鹿半島のナマハゲ、秋田県能代市のナゴメハギから、石川県輪島市のアマメハギに至るまで9儀礼、南は、トカラ列島・悪石島のボゼをはじめとして、下甑島のトシドン、沖縄・宮古島パーントゥ、西表島のミルクなど11儀礼。これら、日本列島に残る20の来訪神儀礼を一冊にまとめる写真集です。
なお、8県にわたる10件の来訪神儀礼が、2018年11月にユネスコの無形文化遺産に登録されました。本書は、世界に誇る日本列島の「来訪神儀礼」を網羅するたいへん貴重な写真集です。

【編集担当からのおすすめ情報】
10月4日~12月1日まで、「鹿児島霧島アートの森」にて、来訪神儀礼の写真を中心にした『石川直樹 島は山』展が開催されます。

内容説明

ボゼ、トシドン、トシトイドン、メンドン、メン…石川直樹のカメラが捉えた日本列島の来訪神行事。

目次

ボゼ―鹿児島県十島村悪石島
トシドン―鹿児島県薩摩川内市下甑島
トシトイドン―鹿児島県西之表市国上野木平(種子島)
メンドン―鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島
メン―鹿児島県鹿児島郡三島村村黒島
カセドリ―佐賀県佐賀市蓮池町見島
パーントゥ―沖縄県宮古島市平良島尻
ミルク―沖縄県八重山郡竹富町西表島祖納
マユンガナシ―沖縄県石垣市石垣島川平
フサマラー―沖縄県八重山郡竹富町波照間島
アンガマ―沖縄県石垣市石垣島
南地図
アマメハギ―石川県輪島市門前町皆月
ナマハゲ―秋田県男鹿半島
アマハゲ―山形県飽海郡遊佐町吹浦女鹿
アマノハギ―秋田県にかほ市象潟町小滝石名坂
ナゴメハギ―秋田県能代市浅内
ヤマハゲ―秋田県秋田市雄和平沢
アマメハギ―新潟県村上市大栗田
ミズカブリ―宮城県登米市東和町米川
スネカ―岩手県大船渡市三陸町吉浜

著者等紹介

石川直樹[イシカワナオキ]
1977年東京生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了(博士:美術)。2006年さがみはら写真新人奨励賞。2006年ニコンサロン三木淳賞。2008年日本写真協会新人賞。2008年講談社出版文化賞。2008年開高健ノンフィクション賞。2009年東川賞新人作家賞。2010年さがみはら写真賞。2011年土門拳賞。個展、グループ展多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井月 奎(いづき けい)

47
写真家石川直樹が折口信夫の唱える「まれびと」を祭祀や神々の姿に取材した本で、異形の神々や祭祀が行われる土地の風景の写真からも黄泉の風を感じます。海からくる神々は言葉を発せず山からくる神々は言葉でも接することが可能らしいのです。これは私の想像ですが、海の神々は異国の来訪、山の神々は生贄の生き残り、逃げ延びた者たち(このことは柳田國男も一つ目、一本足を用いて考証しています)なのではないのでしょうか?そうだとしても大切なのは神々と人々が接する、年毎、季節ごとに新しい空気と魂を吹き込むことだと思います。2022/03/20

21
現在では取材撮影が禁じられた祭祀、過疎化により途絶えた儀礼等も含む、来訪神である仮面をつけた異形の神を迎える各地の儀礼写真集。濃かった。ナマハゲ関連と宮古島の泥まみれパーントゥに代表される南国系のものに大別されるのかなあ…。江戸時代以前は北越説譜にしかナマハゲの描写がないと聞いて驚いた記憶があるんだけど、ロシア系のそれなのか、単に文字に残ってないだけなのかどっちなんだろなあ。2020/12/13

肉尊

12
まれびと(客人)といえば、ナマハゲくらいしか知らなかったが、アマハゲ、ヤマハゲ、トシドンなど東北や沖縄を中心にその文化が受け継がれている。ニュースで今年のナマハゲは新型コロナウイルス感染症対策のため、訪問先でのお酒の提供は受けません、と聞いて時代を感じた。確か福男を決めてダッシュする祭りも徒歩になってたような。。無形の文化財をそのままの形で残すのは難しいのか。。まれびとを丁重に饗す態度は「おもてなし」に通じる文化だと感じる写真集だった。2021/01/11

ジュースの素

7
日本には驚くほどたくさんの 仮面を使う行事がある。 ナマハゲはよく知られているが、その類のものだ。 得体の知れない仮面をかぶると、人間を離れた異界の生き物になれる。それで悪を追い払ったり、子供をしつけたりして真っ当に生きることを教えたのだろう。 沖縄や南西諸島に割と多く、まるで南の国のような風貌になる。大変な取材だったろうなと思う。2020/05/21

You

3
日本の客人神の本。実際の行事風景を収めた写真集と解説。おもしろく興味深い。装束も簡易化されたりしてきたのだろうが、昔の「もっと怖かった神」を見てみたい。近年では一種のポリコレ的潮流で「子供に不用な恐怖心を植え付ける」として客人神の振舞いを制限させる流れもあると聞くが、これは恐怖ではなく畏怖であり、人知では抗えない「畏怖」の核を現世の人間の心の底に収めることが必ずしも悪いこととは思えない。少子化で客人神の行事が絶えてしまうというのは大きな損失だ。私が地元出身の男で酒に強かったら是非とも神に扮してみたかった。2021/03/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14455246
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品