出版社内容情報
日本を代表する洋画家の初の物語作品集。
パリでマティスに師事し、藤田嗣治には「ちゃん」づけで呼ばれる仲だった猪熊さんは、イームズ夫妻やイサム・ノグチなど、多くの人から愛されました。
自由な絵を描く、自由な人でした。
道端で拾ったゴミも、お菓子の包み紙も、猪熊さんの手にかかれば美しいオブジェになりました。常に二人三脚だった妻の文子さんをモデルに、たくさんの絵を描きました。描く対象はいつでも「自分の愛するもの」で、90歳で亡くなるまでロックを聴きながら、明るく明るく生きました。
三越の包装紙を見たことはありますか? あの「華ひらく」は、いのくまさんと「アンパンマン」の作者、やなせたかし氏のコラボレーションによるものです。
本書は、物語とともに時代を追って紹介する数々の楽しい作品や、世界中で集めたビンや小物などのセンスあふれるコレクション、ガラクタを集めてつくった不思議なオブジェたちに大好きだったモチーフの猫や鳥のスケッチブックなど、見ているだけで明るい気持ちになる作品と、心温まる物語が詰まった一冊です。
さらに、84年に刊行し、長らく復刊が求められていた『画家のおもちゃ箱』も特別再収録しています!
【編集担当からのおすすめ情報】
いい生き方ってきっとこういうこと。アート好きはもちろんですが、物を大切にしたり、心地よい暮らしがしたい人の本棚に、そっと置いておいてほしい一冊です。
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館[マルガメシイノクマゲンイチロウゲン]
監修
内容説明
いちど知ったら好きになる!“いのくまさん”、初の物語作品集。いのくまさんって…90歳まで描き続け、NY、ハワイで活躍!/藤田嗣治と仲良しだった/パリでマティスに師事していた/三越のあの包装紙をデザイン/イームズ夫妻から日本で最初のイームズチェアをもらった。楽しい作品、世界中で集めたコレクション、猫や鳥のスケッチなどを心温まる物語とともに紹介。物を大切にしたり、心地よい暮らしがしたい人の本棚に、そっと置いておいてほしい一冊。長年復刊が望まれていた『画家のおもちゃ箱』も特別収録!
目次
猪熊さん
幼少期と青年期 1902‐1938
パリ 1938‐1940
戦争、戦後とパブリックアート 1940‐1955
ニューヨーク 1955‐1975
ハワイと日本 1975‐1988
妻亡き後 1988‐1993
画家のおもちゃ箱
感想・レビュー
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アキ
テル35
Tetsuharu Hanazaki
へへろ~本舗
くまこ