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巴里―藤田嗣治画集

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  • サイズ B5判/ページ数 127p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784096820773
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0071

出版社内容情報

「すばらしき乳白色」の代表作を網羅!

日本を代表する国際的な画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ/1886?1968))の多面的で多層的な画業を「巴里」「異郷」「追憶」という三つのテーマ、3巻で概観。藤田嗣治の画業をたどる上で欠かせない「基準作」となる作品を厳選し、美麗な図版で紹介するとともに、第一線の研究者による最新の研究成果に基づくテキストで、作品の内容と制作の背景などについて詳細に解説します。
「巴里」巻では、無名の留学生からエコール・ド・パリの寵児へと、「すばらしき乳白色」で一世を風靡した「世界のフジタ」の全貌を紹介。1910年代?20年代の代表作を網羅します。


林 洋子[ハヤシ ヨウコ]
著・文・その他

内容説明

無名の留学生からエコール・ド・パリの寵児へ。「すばらしき乳白色」で一世を風靡した「世界のフジタ」。1910年代~20年代の代表作を網羅!

目次

第1章 巴里画室の「うち」と「そと」
第2章 画室の自画像
第3章 時代をまとった女たち
第4章 乳白色の裸体へ

著者等紹介

林洋子[ハヤシヨウコ]
京都造形芸術大学准教授。東京大学大学院修士課程修了。パリ第一大学文学博士。東京都現代美術館学芸員を経て現職。おもな著書に、『藤田嗣治作品をひらく 旅・手仕事・日本』(名古屋大学出版会/2008年サントリー学芸賞、2009年渋谷・クローデル賞ルイ・ヴィトンジャパン特別賞ほか受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョゼ★マイペース出没@アイコン変更

30
図書館本。 藤田嗣治といえば「乳白色の下地」。 彼がその技法を確立するまでに描いた数々の絵。 「私の部屋、目覚まし時計のある静物」がとても素敵。 猫もよく描かれていて、藤田嗣治が好んで猫をモチーフにしていたことがよく分かりました。 何年も前に一度、展覧会へ行ったことがあり、それから藤田嗣治の日本画と西洋画が折混ざったような作品が好きになりました。 美術は詳しくないので難しいことは分かりませんが、乳白色の背景に細かく細い線で描かれた作品の数々はとても印象的でした。 林洋子さんによるコラムも面白かったです。2021/06/29

わんこのしっぽ

29
本当は手元に置いておきたい画集ですがお値段が…なので図書館から。手にとって見るとやっぱり欲しくなりますね^^;2014/06/22

風に吹かれて

14
本書では、主に初期の作品が取り上げられている。 1910年代、パリで描いた風景や静物。風景画ではアンリ・ルソーを連想させ、室内や静物を描いた絵は幾何学的で細密な筆使い。 1920年代に入ると「乳白色の肌」と呼ばれる白を用いた女性画が登場してくるが、女性の肖像画、たとえば『エレーヌ・フランクの肖像』(1924)ではドレスのレースや草花模様を精緻に描き室内に陶器皿や民衆版画など手作りされた品々が配されており藤田の好みの一端を見ることができる。 →  2023/09/23

tsukiakari87

4
藤田といえば乳白色の下地。私も、思わず触れたくなるようなそのマティエールに魅了された一人だ。だが本書によれば、《乳白色の下地》という表現が定着したのは存外遅く、1940年代以降だという。藤田が一世を風靡するのが1920年代だから、そこには20年のタイムラグがある。当時のフランスでは、下地よりもむしろ、《下地にひかれた細く繊細な輪郭線やかたち》が評価されていたらしい。確かに、本書には私のお気に入りである《アンナ・ド・ノアイユの肖像》の拡大図版が掲載されているが、スカートのレースの繊細な筆致は実に見事である。2021/01/23

masaking

1
3冊大人買いです2014/04/18

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