出版社内容情報
楳図アートの集大成でもある「楳図ハウス」を、独特の色彩感覚で人気の写真家・蜷川実花が余すことなく捉えた300ショット。生気を失ったこの時代に、決して色褪せぬ“子供の城”から放たれる、色彩のメッセージ!
内容説明
天才・楳図かずおの作品と呼ぶにふさわしい楳図邸を、鬼才・蜷川実花が約300枚もの写真で語る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
古古古古古米そっくりおじさん・寺
24
以前、近隣住民と揉めてニュースになったあの楳図かずおの家を蜷川実花が一冊の写真集に。ただでさえカラフルなあの家を蜷川カラーで撮影しているのでちょっとキツイ(笑)。終盤では楳図かずおの入浴シーンあり。湯舟に赤い花びら入りという、いかにも蜷川実花らしい演出。ページ数も多いせいか、正直途中で飽きた。楳図蜷川、どちらかのファン以外にはお勧めしません_(._.)_。2014/06/11
koimatitubomi
8
ハッピーな場所なんやろうね…薔薇風呂の衝撃。2009/10/04
小鈴
7
読んだっつうか見た。ポップ×ポップ、ウルトラポップな家に赤子は似合うかもしれん。しかし、ウメズ先生の老いが浮きまくる家である。ピュアで居続けることはかくも不気味になることなのか。ウメズ先生然り、マイケル然り。2009/10/10
ぐうぐう
6
楳図かずおと蜷川実花の相性の良さは、映画『おろち』のイメージフォトで証明済みだが、ウワサの楳図邸を撮るにあたって、彼女ほど適任な写真家はいないだろう。楳図カラーが、蜷川実花独特の色彩感覚でさらに際立つ様は、まばゆく、神々しくすらある。澁澤龍彦邸を例に出すまでもなく、住居というのは、作家のミクロコスモスを如実に表現していることを改めて感じさせてくれる。にしても、屋根裏のタマミ、怖すぎ!2009/10/25
澤水月
6
た、タマミがっ! 話題を呼んだあの家が楳図さんにとって外装のみならず門から玄関に至るまでのポストや砂の一粒、玄関口その他の内装、調度まで全て「作品」なのがよく判る。赤ちゃんはいらないような気がしてしまったが…(蜷川さんの子?) 2009/10/03