ぶらり近江の観音めぐり

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  • サイズ A5判/ページ数 111p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784096820049
  • NDC分類 718
  • Cコード C0072

内容説明

近江の国(滋賀県)には平安時代の仏像が多く残されている。なかでも、穏やかな表情をたたえた十一面観音像は、多くの人々を魅了してきた。向源寺(渡岸寺観音堂)木造十一面観音立像(国宝)をはじめとする、選りすぐりの十一面観音像27体を、のんびりと訪ね歩く旅のガイド。

目次

第1章 湖北の観音さま
第2章 湖東の観音さま
第3章 湖南の観音さま
第4章 甲賀の観音さま
第5章 湖岸の観音さま
第6章 比叡山麓の観音さま

著者等紹介

藤森武[フジモリタケシ]
写真家。1942年、東京都生まれ。写真家土門拳に師事。仏像や寺院を対象にした写真集を多数刊行。ほかに、洋画家熊谷守一や狂言師野村万作の素顔に迫る作品、各地の伝統工芸品を題材にした作品など、日本の文化をテーマに意欲的な撮影をおこなっている。日本写真家協会会員、土門拳記念館理事・学芸員

玉城妙子[タマキタエコ]
文筆家。1947年、東京都生まれ。20代~30代にかけて奈良県立橿原考古学研究所の調査補助員として、数多くの遺跡発掘調査に参加。その後、「壬申の乱」や「円仁」をテーマに各地を取材し、歴史雑誌などに原稿執筆が多数。1998年より開始された、奈良・唐招提寺金堂の解体修理事業を密着取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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15
3月の芸大の美術館での「観音の里の祈りと暮らし展」で購入。湖東の十一面観音はどれもこれも本当に美しくて、村娘のように純朴で、けれどもあの空間で一番印象的だったのは通称「いも観音」と呼ばれる仏だった。浅井と織田の戦火を避けるため、村人の手によって土中に埋められ、朽ち、その異形の姿ゆえに天然痘を避けるため拝まれてきたという観音様だった。目がそこに集中してしまって、怖いのに離れない。すごかった。寺の住職ではなく、村人によって守られ、崇拝されてきたという観音様たちに会いに、今度は湖東に行きたいなあと思いました。2014/05/06

katashin86

0
向源寺の十一面観音さまを拝んだときの感動は、なかなか忘れられない。近江の文化は、計り知れないほど豊かだと改めて思った。2013/10/24

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