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出版社内容情報
1200年を越える歴史の都「京都」の魅力は一本一本の「路」にある。本書は、157の通りの歴史的なりたちから最新の情報までをオールカラーで一冊に凝縮。新しい発見の連続で、改めてこの古都の奥深さに感動することが出来ます。
1200年を越える歴史の都「京都」。この町の本当の魅力を味わうためには歩くのが何より。一本一本の通りに歴史が刻まれ新たな発見がある。本書は主な通り157本の歴史と現在をビジュアルに、楽しく、わかりやすく紹介した初めての本。蛸薬師通、油小路通、東大路などいつも耳にしている通りの隠された歴史は、興味が尽きない。さらに最新の風景を新撮影、懐かしい風景は綿密なペン画で再現。そのうえ最新の調査による通りごとの地図が充実。京都の魅力を、立体的に、より深く味わえる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
266
京の街の大路、小路の合わせて138を詳述する。これだけ詳しいガイドブックはそうそうはないだろうと思われる。もっとも、ずっしりと重く、大判でもあるので携行するには全く不向きだが。以下はいたって私的な見解を。大路で歩いて楽しいと思えるのは、四条通くらいか。小路なら、まずは八坂通から二年坂、産寧坂、清水坂の東山ゴールデンルートを押さえておきたいところ。鴨川端から東山に抜ける裏ルートの一つ新門前通は両脇に骨董店が並び(しかも観光客が多くない)なかなかに風情のある通り。京都に何を求めるかにもよるが、なにしろ⇒2024/09/04
アイシャ
23
とっても素晴らしい本です。もう売っていないようですが、古本ほしいなー、お高いなー。京都がこうして古い地名を守っているのは、長きにわたる古都としてのプライドからなんでしょうね。この情緒に富んだ古い通りの名前を絶対に消さないでほしいです。なんとなく歩いた小路の名前を確認したり、楽しいひと時でした。まずは、小さな子供たちが覚えるという、通り名唄を覚えるのも楽しそう。マル、タケ、エビス、ニ、オシ、オイケ、これがね、覚えられないのよ、なかなか2024/10/01
joyfuton
3
京都の全ての通りを歩いて解説したすごい本。地図や写真・絵を交えて説明されており、実際の情景を思い浮かべながら読むことができた。通りの成り立ちや昔の様子、長さや名前の由来まで乗ってて面白い。通りから京都の歴史を読み解くことができるんだなあ。2014/11/16
katashin86
2
洛中洛外の通について、由来や道沿いのみどころを1本ずつ解説。京都各所のイメージを地図によってつなげることができ、京都住まいならとても楽しめる本。文章は若干懐古趣味が強く、好みが分かれるかも。 2003年刊行、紹介されているみどころの中には今はもう存在しないものもある。時代に応じて常に変化していくのも、京都のいいところだと思う。2013/10/10