出版社内容情報
弘法大師空海の霊場高野山を撮り続けた写真家による真言密教の真の姿
弘法大師空海が、自らの教えである真言密教の根本道場とした高野山は、爾来一千年を越えた今も、その聖地として教えを継承している。 一方、高野山はユネスコ世界遺産の暫定リストに掲示され正式登録に向かって活動を行っている。本写真集は高野山在住の写真家永坂嘉光氏が撮影した作品集である。 永坂氏は唯一高野山の各種行事の撮影を許されている写真家で、四季を通した高野山の神髄を伝える作品は大きな評価を受けている。今回は多くの撮り下ろしを含め、真言密教の根本思想である五大思想(地大・水大・火大・風大・空大)を現した画期的な写真集である。
永坂 嘉光[ナガサカ ヨシミツ]
写真
内容説明
永年高野山を撮り続けた集大成として高野山の荘厳さと厳粛な霊気を見事に表現しており、世界遺産暫定リストに登録された高野山を紹介するに相応しい写真集です。
著者等紹介
永坂嘉光[ナガサカヨシミツ]
1948年、和歌山県高野山生まれ。1970年頃から30年にわたって高野山をライフワークに撮影。宗教と文化をテーマに日本の各地やアジア各国を取材。1995年、ニューヨークの日本クラブギャラリーで個展「Serenity in the Mist‐Koyasan」開催。1998年からアメリカ、ウェストン・ギャラリーで作品を常設展示。現・大阪芸術大学助教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
29
背筋も凍る美しさ。2015/03/04
だい
6
聖なる地、浄土の世界。街道・千年杉・庭園・灯篭・無縁仏・奥の院、そして光・霜・霧・雪・風・雨・紅梅、うこん色の袈裟・白衣、修行僧が悟りへの道を歩いて行く。美しすぎて目頭が熱くなる。「虚空尽き、修生尽き、涅槃尽きなば、我が願いも尽きなん」 生かされた命を、日々大切に生きなければと思いを新たにする。2015/03/11
RIE5
3
荘厳な雰囲気に飲み込まれました。まだ一度しか高野山に行ったことがありませんが、魅力ある場所です。行ってからこの写真集を見ると、思い出されて素晴らしい気分です。2011/03/05
リンゴ姫
2
美しい…2013/03/03