出版社内容情報
東京在住18年のアメリカ人写真家がカメラを肩に歩き回り、愛情あふれる眼差しでスナップしたトーキョー。奇妙で楽しい街と人間の営みがここにある。ヴィム・ベンダースと村上龍のエッセイを収録。
東京在住18年のアメリカ人写真家がカメラを肩にトーキョーを歩き回り、伝統と未来、洗練と猥雑、西洋と東洋、保守と革新がぶつかり合い、渦を巻きながら不思議な調和を見せるメガロポリスを写し取った。その写真に春夏秋冬の季節の流れをつけ、見開き4点でイメージの重なり合いを計算しながら配置してある。基本にあるのはトーキョーへの愛情。しかし異文化に育った写真家の目は、日本人の気が付かないトーキョー人の営みを露わにする。『ヴエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の映画監督、ヴィム・ベンダースは収録エッセイの中で「消えゆく小さな世界と生まれ出す巨大な世界が、これほど見事に調和する世界を他に知らない」と書いている。他に村上龍もエッセイを寄稿。
著者等紹介
シモンズ,ベン[Simmons,Ben Hubert]
竜の年に生まれ、ジョージア州コロンバスで育った。代々続いた南部人の血脈を彼は引き継いでいる。写真は空軍にいたころに撮り始めた。彼の初期の写真は、周囲にそびえるアディロンダック山脈の美しさ、そしてニューヨーク州北部のすばらしい人々からインスパイアされている。フロリダ大学で美術の修士課程を修了し、写真芸術の多様性とモダン・アートの豊かな歴史に、見たことのなかった夢を発見した。現在は大好きな東京に拠点を据え、プロフェッショナルな写真家として活動している
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