出版社内容情報
古都の花街・祇園に生まれ育った少女が、祖母も母もそうだったように、舞妓になった。しきたり・作法・稽古…伝統は重く、道は長い。十五歳の舞妓・市寿々さんが芸妓になるまでの8年間のフォト・ドキュメント。京の文化や人間模様が艶やかに浮かび上がる。
京都を代表する花街、祇園甲部。ここに生まれ育った一人の少女が、舞妓になった。祖母も母も歩んだ同じ道だ。このあどけない15歳の舞妓さんの日常を、レンズはそれから8年間、淡々と、しかし暖かみを持って追い続けた。京の四季、花街の行事、舞妓としてのしきたりや作法、京舞井上流に代表される歌舞音曲の厳格な稽古。このまちの伝統は重く、芸の道ははるかに長い。店出し、姉芸妓との盃事といった儀式を済ませ、化粧や着付けに慣れ、そして都をどり・八朔・事始めなどの行事を経て、舞妓は少しずつ成長し、しだいにあでやかな大人の女性になっていく。古都に伝わる伝統文化を明るくたくましく、しかもひたむきに継承する、ある芸妓のフォト・ドキュメント。
内容説明
古都の花街に生まれた少女が、舞妓になった。祖母も母も歩んだ同じ道だ。15歳のあどけない舞妓さんは、芸とともに、少しずつ成長していく。しきたりと作法、厳格な稽古、…このまちの伝統は重く、芸の道ははるかに長い。けれど歳月とともに、舞妓さんはキリッとあでやかな芸妓さんへと育っていく。美と感動の写真集。