出版社内容情報
昭和20年代から40年代にかけ、「少女の友」「女学生の友」を中心に清らかな少女絵や挿し絵で、乙女たちの心をとらえ続けた抒情画家、藤井千秋の、初めての画集。『わたしのきいち』『あしたの少女たち』に続く懐かし本第三弾。巻末に特製はがき、カード11枚付。
昭和20年代から40年代にかけ、「少女の友」「女学生の友」を中心に清らかな少女絵や挿し絵で、乙女たちの心をとらえ続けた抒情画家、藤井千秋の画集。「女学生の友」の人気作家、佐伯千秋氏を始め、五木寛之氏、吉永小百合氏、ピーコ氏らが語るほか、嶽本野ばら氏も寄稿。さらに巻末には、はがきやカードなど11枚のお楽しみ付録付き。『わたしのきいち?ぬりえ作家、蔦谷喜一の世界』『あしたの少女たち?抒情画家、藤田ミラノの世界』に続く懐かし本第三弾。なお、2001年3月31日?7月1日まで、文京区の弥生美術館にて抒情画家、藤井千秋展「清らかな乙女たち?青春の輝き」が開かれます。
内容説明
藤井千秋、初めての画集。ひそやかに麗しく乙女心をもう一度。巻末付録、カード・はがき付。
目次
ときめきを紡いで
ひそやかに麗しく
すずやかに輝いて
最後の夢
キラキラと幸せの種を蒔く
憧れの世界を私だけの宝物に
軽やかに舞う乙女心
千秋に魅せられた人々
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツユキ
4
Twitterで知った藤井千秋。昭和20年、三十年代に、活躍した画家だそうです。絵を本でも観たくって、図書館で借りてきました。明るく、美しく、大人びていて、別の世界に住む少女たち、まさに憧れ。これが雑誌の付録なんて、本当に豪華。シンデレラ、好きだなあ。シルエット画も美しい。雑誌のページが載っているんですが、どんなお話だったんだろう。平成の終わりに昭和の乙女、繰り返しますが、美しい。2019/03/22
Akiki
1
昭和初期の少女小説からその挿絵へ・・・興味が広がってきました。藤井千秋さんの絵は昔から知ってはいたけれど、今回たっぷりと見て堪能しました。ただ、ずっと女性だと思い込んでいた自分の無知が少し恥ずかしい^^;2015/11/24
tukiko
1
やっと見つけた!! 以前書籍の取次で働いていた時に、見かけたイラスト集。気になって買ってもいいかなと思うぐらいのものだったけれど、結局買わなかった本。何時かもう一度見た時に、それでも買いたいなら買おうと思って、結局それ以来出会わなかった本。 画家の名前を覚えていたはずが思い出せず、出版社も小学館とは思うが、かといって「小学館、イラスト」で検索しても出てこない。高畠華宵や中原淳一や、彼らと同時期に活動していた少女本のイラストなど描いている人で、イラスト集の中には影絵のようなイラストもあり、その中にアラビアン2010/07/19
あさ
1
絵はもちろん、吉永小百合さんなど交友があった方々のインタビューがとても興味深かった。 こんなドレス着てみたいですね・・・。 それにしても、もっと明るいカワイイ感じの絵がたくさんあるのにどうしてこの絵が表紙なんでしょう。髪の毛が後ろの樹とつながっているように見えてしまって・・・2011/07/27