出版社内容情報
巨大都市・東京を漂泊する写真家・鬼海弘雄が25年間にわたって撮り続けた“街角のクロニクル”。風雪に耐え抜いたアパート、満艦飾の洗濯物に覆われた居酒屋…あえて人間の姿を排除し、何気ないモノたちに語らせた、失われゆく風景への哀惜の記録。
「キカイ・ヒロオの写真には、見過ごしがたい強烈な詩情が溢れている。現代の写真家のなかで、彼ほど都市の生理を把握している人間を私は知らない。キカイが撮影した風景は、20世紀最後の幻想や希望を内包しながら、この先も長く我々の記憶に留まり続けるに違いない」(映画監督、アンジェイ・ワイダ) 破壊と再生を繰り返す巨大都市・東京を漂泊する孤高の写真家、鬼海弘雄が25年間にわたって撮り続けた実験的写真集です。 風雪に耐え抜いたアパート、満艦飾の洗濯物に覆われた居酒屋、無人の街角から立ち昇る濃密な人生の匂い…。あえて人間の姿を排除し、何気ない“モノ”たちに語らせた、失われゆく風景への哀惜の記録。 「人に顔があるように、建物にも“人格”がある」 そう語る鬼才・キカイが、満を持して発表する、人間の匂いの染みついた“人間の街”に対する賛歌です。 アンジェイ・ワイダ、赤瀬川原平、種村季弘のエッセイと、絶妙のコラボレーションをお楽しみください。
内容説明
風雪に耐え抜いたアパート、満艦飾の洗濯物に覆われた居酒屋…。何気ない“モノ”たちが語る、失われゆく風景への哀惜の記憶。孤高の写真家・鬼海弘雄が贈る、人間の匂いの染みついた“人間の街”に対する高らかな賛歌。肉声で綴る体温都市の記録。
感想・レビュー
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Koki Miyachi
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